2学期制の学校では、1学期が終わり束の間の秋休み。
子どもたちは少しホッと息をつけたでしょうか。
この時期、中学生のお子さんがいるご家庭からの相談が増えてきます。
小学校までとは違い、定期テスト対策や課題の提出に追われる毎日・・・
お子さんも疲弊しがちですが、実は親御さんの悩みが多くなる時期でもあります。
なんとか中学校の進度やリズムに慣れるように
お子さんのサポートをとても親身にしてくださっている親御さん。
皆さん本当に一生懸命です。
ただ、様々な困難を抱えたお子さんの場合は
見通しを立てて計画し行動することや
課題を自己管理することが苦手だったりして
最初からイメージ通りうまくいくことは少ないものです。
親御さんの中には
「あんなに付きっきりでサポートしたのに・・・」と
愕然とする方もいらっしゃることでしょう。
勉強を見てくださっている時に
ついヒートアップしてお子さんと言い争いになってしまったり
ご両親の間で喧嘩が勃発してしまうこともよくあるようです。
親子だからこそ、家族だからこそ
真剣に向き合うからこそのぶつかりなのですが
それが時として
お子さんを傷つけてしまうことがあります。
自己肯定感が低い状態では
どんなに周りが鼓舞したとしても
前向きな気持ちにはなれないものです。
そんな時こそ、第三者に頼ることを考えていただきたいと思います。
ご相談だけでも、少し気持ちがスッキリするかもしれません。
お子さん自身も、ご家族とはまた違う安心できる大人との関わりがあることで
”こういうことに困っているから助けてほしい”というサインを
遠慮せずに出すことができるかもしれません。
子どもたちは社会全体で育てるもの。
そういう世の中の一部でありたいと思います。