いつの間にか2020年も年の瀬を迎えようとしています。

世界中が新型コロナ感染症に揺れた1年でしたが、

受験生は特に今、不安と緊張に包まれているのではないでしょうか。

 

Leadに通っている生徒さんたちの中には、

学校で通常学級在籍の子も、支援学級在籍の子も、どちらもいます。

彼らが支援学級を選んだ理由は様々なのですが、最近では

”知的な遅れはないものの、集団の中で学習することが難しい”

”コミュニケーション面や行動面での課題により、個別対応が必要”

という理由で支援学級に在籍しているお子さんも多くいます。

 

ある中学校の生徒さんは、支援学級に在籍していますが勉強は大好きで

特に数学は高校~大学入試レベルの力があり、

家庭教師も思わず唸るような難問を作って教師に出題してくれたりします。

また、語学全般に興味があり、学校で習う英語の枠を完全に飛び越えて

いろいろな国の言語を電子辞書を使いながら、独学で学んでいます。

「大学に行って自分の得意な勉強をもっとしたい!」

と目をキラキラキラキラと輝かせていました。

 

ところが、秋の三者面談で学校から勧められた進路は

「支援学校の高等部」。

普段できていないことを配慮の無い言葉で列挙され、

本人やご家族の希望は頭ごなしに否定されたそうです。

ご家族は悔し涙を流し、本人は一気に学習意欲を失くしてしまいました・・・

 

支援学校がそのお子さんに本当に合った進路なのであれば

それはもちろん望ましい進路であり、お子さんにとっても良いことだと思います。

ただ、「中学校で支援学級に在籍しているのだから高校も支援学校に行くべき」

という単純な発想以外にも、様々な選択肢があっていいはずです。

 

結局その生徒さんはその後いくつかの通信制高校を見学し、

体験授業や個別相談にも積極的に何度も参加し、

自分に一番合った高校をちゃんと見つけました。

 

確かに日常生活の中でできていないことや、行動面での課題はたくさんあります。

でも、その高校の先生方はそんなことよりも、

卓越した数学的センスや、とまらない知的好奇心の強さや

「もっともっとできるようになりたい、知らなかったことを知りたい!」

という意欲を高く評価し、認め、受け入れてくれたのです。

 

早々に進路が決まったわけですが、

その生徒さんの学習意欲はむしろ、高校生活への期待でさらに高まっています。

最近では”将来やってみたい仕事”について口にすることも増えました。

現実と理想の狭間で苦労することもあるかとは思いますが、

自分で納得して選んだ進路なので、きっと頑張れるはずです。

 

受験生の進路が決まり始める時期になってきました。

いつもとは違う年の瀬を、皆さんはどのように過ごしていらっしゃるでしょうか・・・雪だるま