私たちの身の周りで
日々起こっている様々な問題は
表面だけ見ればとてもシンプルな話でも
その内側には実に複雑な事情や背景がひしめいています。
例えば、
「あの子はいつも授業中に騒いで迷惑な奴だ
」
と先生からも友達からも問題児扱いの子がいて
いつも怒られたり廊下に出されたりするらしいのですが、
本人に聞いてみると
「だって先生の話が長すぎてわかりにくいし、つまらないんだよ。」
という答えが返ってきます。
また例えば、
「うちの担任の先生は何もサポートしてくれない
」
と不満をもらす保護者の方がいます。
でも先生に聞いてみると
「1人で30人も見なければいけないだけでいっぱいいっぱいだし
支援したくてもその方法がわからない。学ぶ時間もない。」
という苦しい本音が見えてきます。
上の例で言えば、本来
その子は、楽しくて意義のある授業であればちゃんと受けたいし
その先生は、やり方さえわかればちゃんと支援をしたい。
でも、それが難しい状況が重なって
悪い面が表面化して
そこだけが評価されているのだと思います。
もちろん、悪いことは悪いこととして
改善されなければいけないのですが
ただ責めたり罰するだけでは
何も解決しないのではないでしょうか。
なぜ今、その悪い状態が現れてきているのか
その行動だけに注目するのではなく
ものごとの背景や理由、これまでの経緯や歴史・・・
それらを多角的に見ていく必要があるのではないかなと
思います。
子ども同士の小さなケンカも
国同士の大きなケンカも
その構造はあまり変わらないような気がします。
複雑に絡み合った糸よりも
人間の知性が勝るはずだと
なんとか信じたい今日この頃です。