太平洋戦争末期の沖縄戦で10歳の時に
自分以外の家族全員を亡くした安里清次郎さんという方が、
今回の震災で両親を亡くした子どもたちのために活動する様子が
昨夜のニュース番組で紹介されていました。

安里さんは自らの経験から
”自分の可能性を狭めてほしくない”という思いを直接伝えるため
被災地まで足を運び、両親を亡くした2人の大学生と面会しました。

数時間に及ぶ対話の中で安里さんが大学生に告げたのは、
「両親を誇りに思い、負けずに前向きに生きてほしい。
親の顔に泥を塗るようなことは絶対にしちゃいけない。」
という、孤児として生きる”覚悟”でした。
66年間様々な困難や心の苦しみと闘ってきた当事者にしか伝えられない、
とても重い言葉だな・・・と感じました。
きっと、何度も自暴自棄になりそうな自分を
両親への思いを支えに乗り越えてきたのでしょう・・・

大学生は、
「(天国の)両親にとって自分が誇れる人になることが
大切に育ててもらったことへの恩返しになると思う」
と、安里さんのメッセージをしっかり受け止めたようでした。

遠い地でも一人でも
同じ苦しみを共有している人間がいると知ることは
どんなに心強い励みとなることでしょう・・・

経済的な援助や学習支援だけではなく
こういった当事者同士の心の交流が行われることも
とても大切で必要なことだと実感しました。

私たちは
なかなか知ることのできない彼らのこうした胸の内を最大限慮りながら
心して支援にあたらなければ・・・と思います。