子どもの”サイン”について
考えさせられることが日頃よくあります。

子どもが無意識のうちに発しているサイン・・・
私たちはどれだけそれに気付いているでしょうか?
そしてそれを受け止めて
応えることができているでしょうか?

例えば
「学校の宿題をやる時間になってもなかなか始めない」
「ちょっと難しそうな問題が出るとすぐ諦める」
「勉強がイヤでイヤで、泣きながらやっている」
といった困惑の声を
ご家族からいただくことがあります。

「早くやっちゃえばいいのに。」
「諦めないで、ちょっとは粘る子にならないかしら。」
「自分のためなんだからもっと前向きに取り組めばいいのに。」
・・・
おそらく周囲はそうじれったく思うのでしょう。

でも、こうした困惑の根底にあるのは
”変わるべきはこの子”
という思いがあるような気がしてなりません。

本当にそうでしょうか?
勉強がキライなのはその子のせいですか?

子どもたちの心の中を覗いてみると・・・

「宿題があまりにもつまらない。」
「この問題は、今の僕のレベルとかけ離れていて
ちんぷんかんぷんだ。」
「やりたくないことを無理やりやらされるのはつらい。」
「これ以上自分に自信をなくしたくないよ。」
「そもそも、なんで勉強しなきゃいけないの?」

そんなれっきとした理由や背景や疑問が見えてきます。

それなら、楽しく思える宿題をつくる。
(子どもがつくるのもいいですね)
その子が取り組みやすい学習内容をチョイスする。
(子どもが選ぶのもいいですね)
適切な時間設定をする。
(沢山やればいいってもんじゃないですね)
素朴な疑問に丁寧に向き合う。
(一緒に考えてくれるのが子どもは嬉しいようです)
そして見えてきたその子のよさを適切に褒める。
(自己肯定感→意欲につながる)

そうした”こちら側の工夫や努力”があって初めて
子どもにもいい変化が現れてくるのではないでしょうか?

発達途上にある子どもたち。
自分の心の中のモヤモヤを
大人にわかるように説明することは
とっても難しいですね。
でも、あらゆる形で出てきたサインを
丁寧に拾ってその意味を考える大人が近くにいれば
大きく間違った方向には行かないような気がします。

勉強に関しても、その他のことに関しても。

その子の”声なき声”に気付けるか。
そして、子どもを変えようとする前に
自分が柔軟に変わろうと思えるか。

難しいけれど本当はとてもシンプルで
子どもと関わっていく限り
ずっと大事なテーマです。