親御さんたちと面談をしていると、
これまでの戸惑いや葛藤、
お子さんを思ってやってきたことの数々が
痛いほど私たちにも伝わってきます。
私の場合、それは映画のフィルムのような映像となって
脳裏にクルクルと見える場合があります。
ご家族の歴史のリボンが
スルスルーッとほどけるように。

子どもたちから見れば
いつも大人は完璧な人間に見えてしまうものです。

でも、親御さんたちの生の声を聴くと
誰も完璧じゃない、
悩みながら、時には間違いながら
でも一生懸命皆生きているのだということを
再確認させられます。

たとえ今まで間違っていたとしても
それに気付いて、自覚して
自ら変えていこうとするならば
遅すぎることはないのだと思います。

しかも、答えは一つではありません。
何がベストなのかは、その子によっても
時期によっても、周囲の環境によっても
変化し続けることです。

だから難しく、迷うこともあるわけですが
そうした悩みを共有できる誰かや場所をもつことで
よりベストに近い選択をしていけるかもしれません。

私たちも、一緒に頭をひねりながら悩みながら
そして本音で話し合いを重ねながら
常にベストを模索していきたいと思っています。

きっと子どもたちによって
私たち大人は人として
鍛えられているのではないでしょうか。

何が一番大切なことなのかを
絶え間なく教えてもらっているのではないでしょうか。