数年前から担当している生徒さんで、
去年まで不登校気味だった女の子がいます。

彼女はとてもユニークで頭が良く、芸術系の才能も秀でています。
でも同時に、学校という集団教育にはなかなか適応できず
コミュニケーション面でもある種の困難を抱えていました。

彼女の行動には一つ一つ意味があって
よく聞いてみると納得できることばかりなのですが、
あまり周囲に伝えるタイプではないので一見”ただのワガママ”と捉えられてしまい
理解者を得ることは容易ではありませんでした。

今年に入りクラスが変わったことなどもあって
学校に行く日が増えてきました。
でも参観日にお母さんが見たのは
落ち着きなく自分の爪をかんだり、両耳をふさいで
なんとか自分を保とうとしている彼女の姿でした。

やさしい子なので、
きっと大好きなお母さんや
ずっと自分の支援をしている何人ものサポーターのためにも
勇気を出して学校に行こうとしてくれているのかもしれません。
うまくいく日もいかない日もあると思いますが、
私たちの想像以上に大変で、疲れることであるに違いありません・・・

私の仕事は学習支援をすることですが、
子どもたちそれぞれのこういった背景を無視して
勉強だけを教えることはできません。

今後、被災した子どもたちへの学習支援を行っていく上でも
どのように時間を共有し授業を展開していけばいいのか
よく考えておく必要がありそうです。