先日、定例の遺児支援報告会がありました。

12月遺児報告会1-250

それぞれの生徒さんから
将来やりたいことや進学についての具体的な希望が出てきており、
懸命に前へ向かって歩もうとしている様子が伝わってきました。

学習支援とはいえ、一人ひとりの生徒さんの気持ちにしっかり寄り添い、
また、ご家族ともいい関係を築いてくださっている担当教師の皆さんには
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして・・・
今回の報告会は、ゲストの方にもお越しいただきました。

12月遺児報告会2-250

まずは、公益財団法人「みちのく未来基金」の辻佳代子さん。

こちらの財団は、ロート製薬株式会社・カゴメ株式会社・カルビー株式会社の3社が
”真に震災復興の礎となるべき子どもたちが
その夢や希望を諦めずに成長し、故郷の復興のために役立ってほしい”
との願いを込めて設立した、高校卒業後の進学支援のための奨学基金です。

25年という長い期間を活動期間と位置づけているのは
震災で親を失った時0歳だった子が、医学部など6年制大学に進学することも想定して
”最後の進学希望者が卒業するまで”という思いから・・・とのことで、
関係者の方々の並々ならぬ覚悟を感じました。
現在も、周知のため一校一校地道な高校回りを行っているそうです。

実際、私たちが学習支援をしている生徒さんたちの中からも
近い将来お世話になる子たちが出てくると思います。
本当に、ありがたいサポートです。

メンタル面、学習面、経済面・・・
ぜひそれぞれの機関のよさを活かしながら多面的に
子どもたちを長く支えていける世の中にしていけたらいいですね・・・!

そしてもう一人のゲストとして、
仙台青葉学院短期大学で精神看護学が専門の
高橋聡美先生にもお越しいただきました。

高橋先生は、仙台グリーフケア研究会の理事・ファシリテーターとして
自死遺族支援や遺児ケアに長く携わってきた方で、
震災ではその直後から、家族を亡くした方々のサポートや
子どもたちのメンタルヘルスのための活動を精力的にされています。

私たちも遺児支援に関わる者として
大変貴重なお話を聞かせていただくことができました。
支援の際に必要な心構えや配慮の観点など
今後も引き続き、勉強していきたいと思っています。

これまで出会うことのなかった方たちと
こうして新たに出会い、思いを共有できていることを
とても心強く、嬉しく思います。

少しずつでも長く長く・・・私たちにはもっとできることがある!
と未来を感じられた一日でした。