お菓子屋さんではお砂糖を扱う作業が多く、お菓子を作る素材や出来上がった商品の糖度を把握しておかなければいけない事があります。
屈折糖度計
カメラの光学機器か戦隊物の変身グッツに見えますが・・・
先についているガラス部分に糖液をのせ、光にかざして糖度(ブリックス)を測るものです。
ジャムなどを作る場合、この糖度を正確に把握していないと出来上がりの堅さが違ったり、糖度が低すぎて日持ちがしなかったなどの問題が出てきます。
パティスリール・ポワソンでも自家製ジャムを作っているのですが、ジャムの炊き上がりにスプーンですくい、水に落としてジャムの広がり具合をみて、堅さを見ているのですが最終的にはこの屈折糖度で確認をしています。
糖度計はいろいろなメーカーから発売されているのですが、このATAGO(アタゴ)の糖度計はとても正確で、シンプルなぶん使いやすく、かなり丈夫にできています。
パティシエ・ショコラティエ・グラシエさんからは絶大な支持を受けているメーカーです。
日本のメーカーですが、意外なことにフランスのパティスリーでもよく見かけます。
フランス人いわくいろんな糖度計を使ったがATAGOの糖度計がいちばんいいというパティシエもいらっしゃいました。
わたし・・・アタゴの社員ではありませんが、遠くはなれた国で日本製の道具が愛されているというのは、なんとも誇らしく、嬉しいかぎりです。

最近、果物に光センサーなるシールが貼っているのを良くみかけます。
果物の糖度を測る場合、果汁をとって測るものだと思っていたのですが、当然果汁をとるということは果物に傷つけることでその時点で商品になりません。
この光センサー果実を機械にかざすだけで糖度が測れるようです。
実際、果物にはアタリハズレがあり食べてみないと解からないということがあったのですが、このシールが貼っている果物は確かに甘いです。
すごい技術の進化です
たいしたものだ・・・・