おだやかに、自分を信じて生きる | 横浜のお菓子教室&源氏物語講座⭐️~心に天使をすまわせて~

横浜のお菓子教室&源氏物語講座⭐️~心に天使をすまわせて~

ルクールドゥランジュは、横浜・都筑区(江田・都筑ふれあいの丘)にあるサロンです。お菓子作りとお茶会つき源氏物語講座などを開催しております。

若い時分、私は今よりもっと幼い魂を抱えて、喘ぐように生きていたころがありました。

今となっては「なぜそんなつまらない(低いレベルの)ことで悩んでいたのだろう?!」と笑えるような出来事でも、当時の私にとっては深刻で切実な問題でした。

 

少女時代の私にさかのぼってみると、原因がよくわかります。私は自分自身のことをもっとも愚かでもっとも醜い種類の人間だと考えていました。自信のなさに比例して、誰かと自分を比べる癖が強く、心の中ではたえず、「あのひとは私よりも美しさがないのにどうして平気な顔をしているんだろう」「私よりも勉強ができなくてどうして生きている価値があるんだろう」などと、他人にケチばかりつけていました。・・・ご不快に思った方、ごめんなさい。しょうもない子供だったのです。

 

 

少女の私は、いわゆる優等生的な家族の中で、一番の落ちこぼれでした。母はとくに「かわいくない」「おろかもの」「あなたは背(身長)すら親を越せないのか」と厳しいことを言いました。おそらく、当人はそれほど重みのある言葉として投げたつもりはなかったのでしょうし、今はそのような発言はないのですが、子供の頃の私を傷つけ、自分の生きる価値を見失わせるに十分な影を落とす言葉でした。

 

自分のことを価値のない、醜い女の子だと信じて生きると、どのような少女になるでしょう。とにかく醜くなります。いわゆる「ブス」です。私はとてもブスな少女でした。自分のことをブスだと思っている少女は、心も醜くなり、自分に価値があるなど、とうてい信じられません。

 

自分に価値がないと思っている人は、とても重い鎧を身に着けて社会に出ます。鎧を引きずって歩くだけで精一杯ですので、とてもではないですが、誰かにやさしくなどできません。ささくれ立った心を抱いて生きるのは辛い事でした。

 

ずいぶんいろいろなことがありましたが、大人になってから、私は自分を教育し直しました。自分はきっと価値がある人間なのだと、どこかで強く信じていたのかもしれません。

 

エレガントで心伸びやかな人になりたいと考えて、マナーや心の勉強を積みました。自分なりに少しずつ、「自分の心の中と世界が繋がっていて、本当はひとつ」なのだということ、人によって見えている世界が違うということ、どうしても誰かと比べてしまうのは仕方ないけれど、優越と劣等のはざまで生きる愚かさから抜け出た方が楽しいということを、理解しました。

 

女性の場合、いきいきとその人らしく生きるためには、自分の中の自分にしかない美しさや価値を、まずは自分自身が認め、美徳をさらに輝かせる努力を積むことが大切だと思います。身近に、毎日を楽しく過ごしている美しい大人がいて、手本にできると近道できます。

だから、もしあなたに子供がいなくても、あなたが美しく自律した大人として背筋を正して歩いてくださるだけで、「ああ、すてきな人が通る・・・」と見ている子供たちの未来は明るいのではないかと思います。

 

特に女の子のお母様、お嬢様はあなたの生き方、あなたの発言を、思考や生き方のデータベースとしてまず最初にインストールします。ですから、どうか、もしあなたが心無い言葉を受けて育って辛い少女時代を送ったのだとしても、同じような辛い言葉を、幼い子供に投げかけないでください。

 

私の3歳になる娘は、自閉スペクトラム症と呼ばれる発達障害があり、言葉も動作もとても不器用でゆっくりです。しかし、たいへん優しくてかわいらしい、穏やかな心の持ち主です。彼女は、「わたしはかわいいのよ、ママもかわいいわね」と折に触れて口にして、ほほ笑みます。生まれ持ったハンディはありますが、きっと彼女は幸福に生きられると、母の私は信じています。

 

あなたには価値があり、すばらしく、あなたらしい美しさを持っています。

美しさも、生きる価値も、あなたがあこがれている資質も、それらすべてはすでにあなたの中にあるものです。

それを信じてくださることが、あなたがあなたらしく生きるための土台になると私は考えています。

 

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