映画「苦役列車」感想 | Le-Chat麻雀エンタメ

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映画「苦役列車」を観てきました。

ちなみに小説は読んでません。

主演の森山未來さんがハマってるってのは言わずもがな。
「モテキ」であんな演技されちゃったらこの映画の主演オファーが来るのも納得だし、
貫多のクソっぷりをここまで見事に演じてくれるとさすがに痛快。
高良健吾も良かった。なにが良かったのかはよくわかんないんだけど、とにかく良かった。


で、意外だったのが、3人めのメインキャストである前田敦子が意外と良かったということ。
別に演技が上手かったとかそういうことじゃなくて、
セリフに魂が宿らない微妙な声とか心が通ってない感じのする演技、どう贔屓目にみても美人とはいえないルックス等々、
前田敦子がもつあらゆるB級感がこの映画のヒロイン、というか「貫多が惚れてしまう女」としてドンピシャにハマってます。

前田敦子が苦役列車に出るって聞いたときはまたゴリ押しかよと思ったもんですが、意外と上手くいってて嬉しい誤算でした。


・・・・と言っておいてアレなんですが、この映画のテーマっていうか流れ?っていうかそういうモロモロから考えて、
前田敦子の役って必要なの?っていうのを強く感じました。
あいつが出てるせいで、ハッキリ言ってなにが言いたい映画だったのかぼやけた感がすごくある。


まあでもアレですよ。
森山未來演じる貫多のクズぶりをボーっと見てるのはなかなか悪くない。
「海猿」なんか見ちゃうといちいち感動しなきゃいけないから疲れるし、
「ヘルタースケルター」も目がチカチカしそうだなー、なんて一瞬でも思った人は一人でぷらっと平日の昼間なんかに「苦役列車」を見るのがおすすめです。