終演、そして次へ | La Chasseuse de rêve

La Chasseuse de rêve

スターダンサーズバレエ団の渡辺恭子です。
多くの方にバレエへの関心を持って頂きたく、
自分なりの発信に挑戦したいと思い、始めました。
温かくお見守り下さい。

埼玉会館でのリラックスパフォーマンスも終演致しました。

こちらは完売となり、沢山のお客様にお越し頂き、ご覧頂けて嬉しかったです。

また埼玉会館は思い出ある会館でもあり、なかなかお会い出来なくなっている方々も来て下さり、ご連絡頂けたりと嬉しい事も沢山ありました。

先日の迷子の青虫さんのちょうちょさん役も、今回のオデット/オディールも共通して背中や腕を鍛えられました。

でも、やはり古典作品はクラシックバレエの基礎が詰まっていて、身体の変化を感じます。

白鳥ならではの動きには沢山の学びがありました。

黒鳥のような悪役も難しさはありますが、音楽の高揚を自分の中にも感じられました。


皆様、本当に有難うございました!


余韻に浸る間もなく、ディビットさんがいらして、3月公演に向けてリハーサル再開しています。

ストラヴィンスキーの曲は難しいですが、ドラマティックで情景が浮かんできます。

この曲自体はバレエ作品の為に作曲されました。

イダ・ルビンシュタインが一座の旗上げ公演に、とストラヴィンスキーに依頼をし、チャイコフスキーの歌曲やピアノ曲の旋律に基づいて作曲したのです。

最初、チャイコフスキーの旋律に基づいて作曲をされたのは知らなかったのですが、そういう箇所が多々あると感じていたので納得でした。

特に眠れる森の美女での曲を思い出す箇所が幾つかあるかと思います。

またアンデルセンの氷姫を題材につくられたこの作品は、最初はニジンスカが担当しましたが、のちにバランシン、アシュトン、マクミランも振り付け、世界のバレエ団のレパートリーとして残っています。

その歴史ある曲と作品を、雪女としてディビットさんが今回バレエ団の為につくって下さるのです。


新たな歴史的瞬間に立ち会える事に感激です。