エボラ出血熱について理解しよう(ユニセフのサイトより) | LES BAUXのブログ

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MS-DOSのころからPC使い続けてます。歳がばれそうですw
適当なネタを気ままに書きます。

昨日、「エボラ出血熱に感染した疑いのある人が羽田空港で見つかった」
というニュースがありました。

「ついに日本にもエボラが上陸か!?」
と思った人がたくさんいたと思います。


エボラ流行地から羽田空港に降りたとき、発熱が認められたそうですが、
幸いエボラ出血熱は「陰性」だったようですね。

同じ飛行機に乗っていた人たちは、陰性の結果が出るまで心配だったのではないでしょうか。


ところで、エボラ出血熱について、ユニセフ(国連児童基金)のブログに
エボラ出血熱について解説が出ていましたので、紹介しますね。

Five ways UNICEF is fighting Ebola
(5つの方法でユニセフはエボラと戦っています)
http://blogs.unicef.org/2014/09/17/5-ways-unicef-is-fighting-ebolav1/
※英語サイトです

↑のサイト内で、イラストを使ってわかりやすく解説してあります。

日本でも、エボラ出血熱について
デマや誤解があるようなので、一部を訳してみました

※イラスト内の日本語は、私が訳してみたものです。
※読みづらいときは、画像をクリックしてみてください。拡大表示されます。

Learn all about current Ebola outbreak, its symptoms, how it is spread, and how to prevent it:
(現在のエボラ出血熱に関して学ぼう―エボラ出血熱の流行、症状、どのように感染が広がるか、どのように予防するか)

エボラ出血熱の流行について
※2014年10月25日の時点で、感染者は1万人を超えています


エボラ出血熱の予防



エボラ出血熱の拡大経路


エボラ出血熱の症状





感染予防の観点から見ると、
エボラ出血熱の特徴は…
  • 症状が出てから他の人に感染させる力を持つ

  • 石鹸、アルコールで消毒できる

  • 症状に「咳(せき)」と「くしゃみ」が無い

  • 今のところ空気感染は無い(といわれている)

  • 空気感染は無いといわれていますが、発症後の患者が咳・くしゃみを連発すれば、体液を周りにまき散らして感染の原因になりかねませんから、症状に咳とくしゃみがないのは幸いです。


一方で、身近なインフルエンザ、ノロウィルスと比べてみると…

インフルエンザの特徴は…
  • 症状が出る前からウィルスを他の人に感染させる力がある。

  • 石鹸、アルコールで消毒できる

  • 症状として咳・くしゃみがある。

  • 空気感染する


ノロウィルスの特徴は…
  • 症状が現れなくてもウィルスを他の人に感染させる力がある。

  • 石鹸、アルコールではウィルスは死なない

  • 咳・くしゃみは出ない

  • 空気感染する


インフルエンザの場合は、症状が出る前でも他の人に感染させる力を持ち、ノロウィルスは症状が現れなくても他の人に感染させる力があるということなので、感染力はエボラ出血熱の方が弱いようです。

また、石鹸やアルコール、煮沸処理でもエボラウイルスを殺すことができるそうです。

ちなみに、ノロウィルスは、石鹸、アルコールではウイルスが死なないので厄介です。

これを見る限り、
身近なインフルエンザ、ノロウィルスと比べれば、
予防は難しくなさそう
です。
※インフルエンザはワクチンを使えばかなり防げますが、ワクチン接種してない場合を前提に書いてます。

日本人が普通にやっている、基本的な風邪予防が大切だと思われます。
  • 手洗い
  • うがい
  • しっかり加熱調理したものを食べる
  • トイレは清潔に
  • 汚物には触れない
  • マスク着用
  • 万一、症状が現れたらすぐに医者に診てもらう