北杜市オオムラサキセンターは3月25日まで、同センター内の森林科学館で、昨年10月に亡くなった作家北杜夫さんの追悼展を開いている。期間中は北さんが使用した昆虫採集道具など、100点以上を展示している。
著書「どくとるマンボウ昆虫記」内に登場する昆虫の標本や、北さんが実際に使用した虫取り網、三角紙ケースなど昆虫採集道具を展示。北さんが採集した昆虫標本や、自筆の色紙も紹介している。
北さんはユーモアあふれる「どくとるマンボウ」シリーズなどで人気を集めた。昆虫好きで、同センターを2010年に訪れるなど交流もあったことから企画展を開催。日本昆虫協会などから標本や使用品を借りて展示している。
今後は同科学館内で、10年に北さんにインタビューした動画も流す予定。
出典:山梨日日新聞