「最大イベント」が近づいてきた

——2023年9月。

夏休みが終わると、次に控えているのは学校と地域を巻き込んだ大きな行事だった。

午前は、小学校の学習発表会。

そして午後は、地域のバザー・文化イベント。

学校行事と地域イベントが一体になった、一年でもかなり大きな催しだ。

コロナ禍で止まっていたイベント

ただ、このイベントも例外ではなかった。

昨年までは、コロナ禍の影響で中止。

昨年の様子がこちら

 

 

つまり、この年が“本格復活”となる。

そう考えると、準備する側にも自然と力が入る。

同時に、

「ちゃんと回せるのか」

という不安も大きかった。

実は、夏休み中から動いていた

ちなみに、イベント本番は11月。

でも、実際の準備はもっと前から始まっていた。

夏休みの間も、裏ではかなり動いていたのだ。

地味だけど重要な、「価格調査」

例えば、バザーで提供する飲食物。

その材料費を少しでも抑えるため、どの店が安いのかを調べて回る。

しかも、

「安いだけ」

では終わらない。

まとめて発注できるか。

必要数を揃えられるか。

そういった部分まで考えながら調整していく。

こういう作業はかなり地味だ。

でも、イベント全体を回すには重要だった。

どの店で、どの値段がこんな感じだった、というのをメンバーで共有しながら調査していった。

「熱気球」との調整もある

さらに、この年は熱気球も復活予定。

そのため、気球サークルとの詳細な打ち合わせも必要だった。

設置場所。

時間。

安全管理。

天候対応。

想像以上に確認事項は多い。

“熱気球を呼ぶ”

一言で済みそうな話でも、裏ではかなり細かい調整が動いていた。

そして、避けて通れない問題

ただ、準備を進める中で、一番大きかった問題。

それは——人手不足だった。

児童数が減る。

つまり、保護者数も減る。

当然、PTAとして動ける人数も減る。

昔と同じ規模のイベントを、昔と同じ人数ではもう回せない。

それがかなり現実的な問題として見えてきていた。

「地域全体」で支える形へ

そこで取った対応策が、

・過去のPTA役員へ協力をお願いする
・小学校卒業生にバザー補助へ来てもらう

という形だった。

特に、中学生や高校生になった卒業生が手伝いに来てくれるのは大きかった。

“卒業したら終わり”ではなく、

地域イベントとして繋がっている感じがあった。

ただ、もちろん卒業生だけの希望ではダメなので、きちんと保護者を経由しての申し込み方法を整えた。

そして始まる、「怒涛の1ヶ月半」

——ただ。

ここからが本番だった。

11月のイベント当日まで。

準備。

調整。

確認。

人員配置。

問題対応。

次々にやることが押し寄せてくる。

ここから先、自分の中では完全に“怒涛の1ヶ月半”という感覚だった。