暑いです。
しかし、驚くほどの快晴。
遊びに行けるなら、海か野外プールにでも行かないともったいない。
安保法制は与党単独で採決が終了したのだとか。
SNSを見てると、反対の議員が議場でカードを振り回して大騒ぎになったとか。(汗)
てんやわんわ。
日本人はやっぱり議論より乱闘がとくいだわ
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2015, 7月 15
笑った。w
報道を見た感じでは、議論を長引かせると内閣支持率がジリジリ下がるので、結局採決するなら早い方が良いとの与党側の判断が働いた模様です。
内閣支持率に関しては、国立競技場問題や70年談話など、安保以外の影響もあって、どこまで下がるか上がるか読めませんけどね…。
安保採決は最初から予測できたことなので、(個人的には与党の愚策と思いますが)、今後の世論調査や野党連携がどうなるのか見守っていきたい。
大雑把な予測としては、安保通過で改憲の正当性が失われ、野党再編が進み、しかし打倒安倍政権的な路線だと政策が一致せず野合となり分裂含みの勢力結集となる。または維新の代表選の結果によっては再編の内容が大きく変容する。
維新の党是として再編自体は否定していないので(橋下氏も)、どのような形で話が進むか、11月に変更となった維新代表選まで、様子が分かりません。
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前置きが長くなりましたが、本題。
戦争被害者救済、国会議連再開へ
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11859427.html
第2次世界大戦の空襲などで被害を受けた民間人に対する援護制度を目指す超党派の国会議員連盟が新たにできることになった。8月初めに設立総会を開く。同様の議連はこれまでもあったが、2012年の政権交代後、活動を休止していた。新議連の事務局長に内定している維新の党の柿沢未途幹事長が14日、東京都内で開かれた被害者らの集会で明らかにした。
柿沢氏と事務所によると、自民、公明両党を含む主要政党の計十数人が呼びかけ人になる見通し。自民党の鳩山邦夫氏の会長就任が固まっている。元軍人・軍属や遺族には国から恩給や年金などが支給されてきた一方、民間人の親を亡くした人やけがをした人にはこうした制度がなく、空襲のあった東京や名古屋、大阪、原爆が投下された広島と長崎、地上戦があった沖縄の被害者らが援護制度を求めている。(佐藤純)
引用終了
これは、物凄く大事なこと。
今まで解決されてなかったことに改めて驚きます。
安全保障では左右の意見対立もあって然るべきでしょうが、このような案件に関しては、国内での対立構図より融和、統合が進むことを祈ります。
…何気に、日本国内で分断や差別構造があるのですよね。
戦後70年ということもあり靖国神社の本など読んでいたのだけど、よく問題となる外交的な軋轢とは別に、ドメスティックな問題として、空襲等の被害者に援護がなかったこと。
遺族会を背景とする日本会議的な勢力、またそれに対置される護憲派の背景。
これらを踏まえて現状の意見対立を眺めると、また違った理解が得られると思います。
靖国神社の起こりから、変容の歴史。
ある意味では国民を差別分断する要素があったこと。
あまり左右のイデオロギーに偏らず、淡々と記されています。
遺族年金をもらえるか否かは、靖国神社に祀られるか否か
このあたりの構図。
とても根深いものがあるのだなと、恥ずかしながら初めて知りました。
戦争被害者救済の議連が、この根深い問題を和らげる処方箋になってくれることに期待します。