大手企業の女性取締役比率(日経新聞) | ふぇりっくす日記

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3月14日の日経新聞より。


WEB版はこちら。

http://www.nikkei.com/article/DGXKZO84380830T10C15A3FFE000/



私は会員登録してないので、紙面を見ながらキーを打ち込みます。 (´Д⊂ヽ シクシク


記事でも触れられている

「女性取締役の比率が高い企業は業績が良い」

これはTVなどでもよく言われること。


朝まで生テレビでも勝間和代さんが触れており、荻上チキさんに

「それは卵が先なのか鶏が先なのか?

(業績が良い企業だから女性を採用する余裕があるのではないか?)」と質問されていました。

(勝間さんの答えは曖昧だったと思う)


そこの検証は置くとして、

今回の記事の様に、データとしては 「女性幹部の比率が高いと業績が良い」 は実証され続けていると見て良いのだと思います。


ウーマノミクスは、馬鹿にしたものではない。


日本は人口減少と労働力不足の観点から考えても、女性の活力に頼らざるを得ないわけです。

(安倍総理自身が、青山繁晴さんに質問されて、そう答えています)


将来的にはロボット産業の発展で、また違う展開もあり得ると思いますが、さしあたって大量移民問題を緩和する意味でも、やはり女性をサポートして労働力を確保していく方向が、現状では賢明な判断と考えます。


であれば、駒扱いしてブラック企業的に労働を推奨するのではなく、ハラスメント解消や長時間労働の見直しも含めて、働きやすく寛容な職場文化を日本全体で目指していく方向になればいいなと思うわけです。


やや理想論すぎるかもしれませんが、ワークライフバランスを実践して社員の満足度を上げている会社もあるので、良い面を見習いたいところです。


個人的体験で言えば、上司の意識次第で、同じ会社でも部署が変わればブラック化を防げるケースは多々あります。

もちろん実力も問われますが、そういう職場を作るのだという認識のほうが、より重要だと思います。


では、記事を。




2015年 3月14日 日経新聞


大手企業の女性取締役比率


アジアは9.4%に     民間調査



 【シンガポール=谷繭子】アジアの大手上場企業の取締役に女性が占める割合は9.4%--。米ヘッジハント大手のコーン・フェリーとシンガポール国立大学(NUS)経営大学院の調査によると、アジアで女性が企業の取締役になるのは難しいことが分かった。アジアでも取締役の多様性を重視する機運はあるものの、欧米に比べ低水準にとどまっている。


 太平洋10カ国・地域で調査した。女性取締役の割合は前年の8.0%からわずかながら上昇した。国別で日本は3.1%と全体で9位だった。最下位だった前年の2.0%から改善し、韓国(2.1%)を抜いたものの、まだ低水準だった。取締役が全員男性という企業の割合は日本では68%で、これも韓国の84%に次ぐ高さだった。


 女性取締役の割合で1位はオーストラリアの18.6%、2位はニュージーランドの13.6%、3位は中国の13.2%だった。同様の調査では欧米が高く、ノルウェーが35.5%、英国の22.8%、米国の19.2%とアジアに水をあけている。


 「女性取締役の数と業績は連動する」との結果も出た。女性取締役が全体の10%以上の企業は、10%未満の企業より一株当たり利益率(ROE)が平均3.6ポイント高かった。「取締役が多様性を持ち、幅広い観点を反映した決断ができるということは、厳しい市場環境を勝ち抜くのに不可欠だ」とコーン・フェリーのアジア太平洋地区消費者市場担当のアリシア・イ・マネージング・ディレクターは述べた。報告書は国や取引所が女性取締役数の情報開示を求めたりすることで企業を後押しできるとし、インドや豪州の例を紹介した。