曽野さんはアレなので産経が大人になるべき | ふぇりっくす日記

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前回のチキさんの直撃インタビューを受けて。感想等。



「呆れた」 の一言です。


「差別でなくて区別です」 なんてこれ、差別主義者の常套句といいますか…。

あのコラムに対する批判に対しては、さすがに筋が悪いと思います。


曽野さんが権力主導の隔離政策に反対なのは理解できるとして、

しかしもともとコラムが、安い労働力として移民を受け入れる文意である時点で問題であること、

さらに、受け入れる側が「人種によって」居住区を分けるべきと論を張ることは、非常にマズイ。


移民問題を語るのに、わざわざ南アフリカを事例に出したこと、それが2月11日だったことなど、

狙ってやったのかは不明ですが、兎に角、受け手に悪い印象を与える材料が多い。


(故ネルソン・マンデラ氏が釈放されて、ちょうど25年目にあたる日でした。)




下は、どう受け取られているかの一例。


南ア永住の日本人より曽野綾子さんへ

http://yoshimura-mineko.sorairoan.com/?eid=43


海外記事の引用 (ブロゴスより)

http://blogos.com/article/105880/


国内(主にネット)での批判はともかく、

南アフリカの人には真摯に向き合うべきと思います。




とはいえ、インタビューを聞いた印象では

曽野さんはほっかむりを決め込んだ状態のようですので、産経が大人になるしかないでしょう。


安倍総理や昭恵夫人の責任問題となることは無いと思います。


曽野さんが第2次安倍内閣の教育再生実行会議のメンバーであったことは事実です。

「個人的なアドバイザーではない」 と言ってますが、逆に公的なアドバイザーだったわけで…。

そこはかなり苦しいと思うのだけど、総理に多少のとばっちり、マイナスの印象操作がされても

責任問題にまでなることは、無いと思います。たぶん。



ですので、責任論などではなく批判にどう対応するかという点で、

もう海外に広まった時点で遅いのだけど、さらに批判が拡大する前に

産経新聞がきちんと対応して、さっさと収めてほしいところです。

総理がどうこうとか、保守の体面とかどうでもいい。 普通に日本の恥なので解消してほしい。




マスメディアはさほど報道しないようですが、一部取り上げた局(TOKYO MX)の反応。

一般の日本人は良心的なので、少し安心しています。


移民を受け入れた場合、日本人と外国人の住むところは分けた方がいい?(投票結果)

http://s.mxtv.jp/morning_cross/result.php?date=20150216


分けたほうがいい  687pt

分けなくていい   2019pt

わからない      432pt



ブロゴスのコメントのように、極端に排外的、右の意見に偏ってないのでほっとします。

産経のコラムが日本の標準意識でない事を、

マスメディアは世界に伝えていくべきだと思います。



それと同時に、繰り返しになりますけど、産経が大人の対応をすることが肝要。

不適切だったと素直に非を認めたほうが良いでしょう。


お隣の国が誇張した歴史認識でイチャモンつけてきている案件とは違います。

この件に関しては、普通に謝っておくほうが正解だと思います。