4月10日 日曜日
久しぶりにゲレンデに行ってきた。
震災以降、どうしてもスキー場から足が遠のいてしまっていて、挙句に体を動かすようなことも出来ずにいたので、体調はどうしてもよろしくないし、精神的にも落ち着かなかった。
昼を過ぎてグランヒラフへ向かった。
ひらふ第1駐車場にはかなり車が停まっていた。
まずはセンター4。
乗り始めの頃の右土手はだいぶ雪が融けて、笹がおきてきていたが、ちょっと登るともう一面雪。

黄砂でも降ったか、雪面はだいぶ薄汚れてしまっているが、シュプールの後にはまたキレイな白が出てくる。
そのままキング第3に乗り、勢いで第4へ。
進行方向左にはうっすらと洞爺湖の中島が見えた。
久しぶりの景色だ。
けっして青空ではなかったし、やや風が強いのも気にはなったが、数名が山頂を目指しているのを見て、衝動的に自分も登ることを決めた。

僕が小中学校の頃、まだキング第4(=昔の高原第7)はなく、今は搬機の下ろされた高原第6を降り、1000mの鐘のところでビンディングを外し、そこからひたすら前のスキーヤーが踏み固めたブーツ跡をたどりながら登ったもんだ。
ノンストップで45分~60分程度だったと思うが、その頃の山頂は価値があった。
高原第7が出来、山頂までの所要時間が概ね15分程度となり、いきなり山頂の価値は暴落したわけだが、それでもピークから滑走するという行為はいまだに魅力的だ。

いまやすっかりメタボオヤジとなり(いや、子供の頃から肥満少年だったが)、ノンストップで軽々と登りきれた15分は、時折心が折れそうになるほどの登坂となっていた。
足元は、ボーダーのソフトブーツ跡で、これが雪面を極めて歩きにくいものにしている。
ソフトブーツで斜面を歩いて登るというのも大変だろう。
かついでいたスキーを斜面に刺し、腰を下ろして休憩。
羊蹄山がきれいだ。

ピークを振り返ると、スタート時には僕の少し前を登っていた数名が間もなく登頂という状況。
オイラも頑張ろうと腰を上げる。
尾根までたどり着くとすごい強風で、スキーとストックが煽られて飛ばされそうになる。
五色温泉を見下ろす西斜面はだいぶ雪が吹き飛ばされて、岩肌がむき出しになっていた。
風に追い立てられるようになんとか登頂。
しばしへたり込む。
爽快というにはちょっとシーズンを逃していたし、風も強く、ピークはうら寂しかったが、なんとなく前進する力のようなものが蘇って来たような気がした。
気合を入れて滑り降りる。
雪面は硬く、しかしうっすらとなかなかにいい感じの雪がのっていた。
下手になったなぁ・・・と思いながら、それでも気合を入れてターン。
ヒュッテ キングベルについたときには、脚が諤諤。
ヒュッテ前では春スキー名物、ジンギスカンを楽しむ数組。
さすがに一人では寂しいと、ヒュッテ内へ。
結局、勢いでスープカレーをオーダー。

このスープカレーがぬるかった。
ピーク登頂のときの熱はすっかり冷め、ただスープカレーのぬるさに肩を落とした。
もうすぐ閉店時間で、客もまばらじゃ、サービスに気が入らないのも仕方ないのか・・・
やっぱりいろんな意味で“賑わい”は必要だなぁ・・・とへんなところで再認識し、スキー場をあとにした。
今シーズンは後何回すべりに行けるだろう・・・
手持ちの時間券は残りあと6時間だ。