『羊と鋼の森』(著:宮下奈都)

今年に入ってから読了した本がたまってる・・・

付箋部分を抜粋します


・「調律って、どうしたらうまくできるようになるんですか」(p61)

・聞かれて、思わず、要ります、と答えていた。森は深い。それでも引き返すつもりはないのだと
 はっきり気づいた(p63)

・ここから行くしかないではないか。何もないところから、焦らずに、こつこつと(p66)

・きっと、調律師の人格も音に影響するのだろう(p72)

・「あきらめないことです」(p94)

・変わらないはずの基準音が、時代とともに少しずつ高くなっていくのは、明るい音を求めるようになったからではないか。
 わざわざ求めるのは、きっと、それが足りないからだ(p109)

・こちらがそれを提供できるとは限らない。僕などまだまだ、まだまだだと思う。だけど、そこを目指していかなければ
 永遠にたどり着けないだろう(p114)

・森に近道はない。自分の技術を磨きながら一歩ずつ進んでいくしかない(p134)

・「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。どんなことがあっても、そこから離れられない
 執念とか、闘志とか、そういうものと似てる何か。俺はそう思うことにしてるよ」(p139)

・基礎や技術的な訓練は不可欠だろうけれど、どうやって表現を磨くか。ほんとうにいい音楽のためになるのは何か。
 それが何なのか、たぶん、誰にもはっきりとしたことはわからない(p204)