『マチネの終わりに』(著:平野啓一郎)
読了した本がたまっています・・・
付箋部分を抜粋します
・人は変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです(p29)
・ただ、あの人に愛されるために美しくありたい、快活でありたいと切々と夢見ることを忘れてしまう。しかし、あの人に
値する存在でありたいと願わないとするなら、恋とは一体、何だろうか?(p74)
・新しい才能の出現が、必ずしも常に脅威であるわけではなかった。残酷なのは、その才能に自らの存在を素通りされ
無視されることだった(p120)
・孤独というのは、つまりは、この世界への影響力の欠如の意識だった。自分の存在が、他者に対して、まったく影響を
持ち得ないということ。持ち得なかったと知ること(p121)
・人に決断を促すのは、明るい未来への積極的な夢であるより、遥かにむしろ、何もしないで現状に留まり続けることの
不安だった(p150)
・世界に意味が満ちるためには、事柄がただ、自分のためだけに存在するのでは不十分なのだと、蒔野は知った。・・・中略・・・
この世界は、自分と同時に、自分の愛する者のためにも存在していなければならない(p158)
・誤った道は必ず行き止まり、正しい道へと引き返さざる得ない迷宮よりも、むしろ、どの道を選ぼうとも行き止まりはなく
それはそれとして異なる出口が準備されている迷宮の方が、遥かに残酷なのだと思った(p182)
読了した本がたまっています・・・
付箋部分を抜粋します
・人は変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです(p29)
・ただ、あの人に愛されるために美しくありたい、快活でありたいと切々と夢見ることを忘れてしまう。しかし、あの人に
値する存在でありたいと願わないとするなら、恋とは一体、何だろうか?(p74)
・新しい才能の出現が、必ずしも常に脅威であるわけではなかった。残酷なのは、その才能に自らの存在を素通りされ
無視されることだった(p120)
・孤独というのは、つまりは、この世界への影響力の欠如の意識だった。自分の存在が、他者に対して、まったく影響を
持ち得ないということ。持ち得なかったと知ること(p121)
・人に決断を促すのは、明るい未来への積極的な夢であるより、遥かにむしろ、何もしないで現状に留まり続けることの
不安だった(p150)
・世界に意味が満ちるためには、事柄がただ、自分のためだけに存在するのでは不十分なのだと、蒔野は知った。・・・中略・・・
この世界は、自分と同時に、自分の愛する者のためにも存在していなければならない(p158)
・誤った道は必ず行き止まり、正しい道へと引き返さざる得ない迷宮よりも、むしろ、どの道を選ぼうとも行き止まりはなく
それはそれとして異なる出口が準備されている迷宮の方が、遥かに残酷なのだと思った(p182)