『春になったら苺を摘みに』(著:梨木香歩)

カウンセラーの先輩お勧めの本で、これも結構前に読み終わっていた
ブログに感想アップ待ち状態で数カ月・・・
すっかり読んだ時の記憶がない・・・

梨木さんと言うと「西の魔女が死んだ」が確か映画化された気が・・・
その程度の記憶で、正直、梨木さんの小説を読んだことがなかった
この本は梨木さんの初エッセイだそうです
イギリスに留学されていた時、ホームステイされていたお家の
ウェスト夫人や、ウェスト夫人をめぐる人達との交友記となっています

正直、ヨーロッパに興味がない私が読んでもピンとこない風景や生活の描写
「失敗したか?」と思いましたが、なんだか最後まで読んでしまいました

それはきっとカウンセラーの先輩からの「カウンセラーが読んだ方が良い本」という
言葉が引っ掛かっていたからかも知れません

「夜行列車」というエピソードがあります
トロントから赤毛のアンで有名なプリンスエドワード島に列車で行くというエピソード
詳細は伏せておくけど、最後の方に書かれてある文章に「あぁぁ、ここだ」って
ハッとしたところがあったのでご紹介します


「そうだ  共感してもらいたい  つながっていたい  分かり合いたい
 うちとけたい  納得したい  私たちは  本当は  みな」 (p161)

やっぱり、この本、もう1回読んだ方がいいな・・・