
「最強のふたり」(2011年 フランス映画)
これも映画館上映中に見逃した1本(そんなばっかだな・・・)
レンタルスタートした日に調度ツタヤさんに行ったら、見事に全部レンタル中・・・
そこまで評判なら観たいじゃん、やっぱり!と、先月借りて観ました(笑)
最初はアメリカ映画かなと思っていたら、以外にもフランス映画
ちょっとそこにビックリ
実は私、この映画の前に何かのテレビ番組でこの映画のモデルとなったお二人の特集を観たのです
実際のお二人が語る「絆」を聞いていたので、この映画もなんだか初めて観るような感覚がせず
2回目、3回目のような気分でした
まったくもって共通点がない2人がどうやってこの先過ごしていくのか?
障害を持つフィリップに対してスラム育ちのドリスはどうやって介護するのか?
答えは意外なほどに簡単でした(笑)
ドリスはフィリップを障害者として扱わなかったんです
一人の人として、フィリップに接したんです
誰もが腫れものに触るように接し続けてきたのにね・・・
そこなんだよなぁって気付かされた
きっと、そこなんだ・・・
私にも障害を持った友人が高校時代にいた
彼女は大変そうだったけど、私たちと一緒に3年間を普通に過ごした
できないことはできないと言ったし、手伝って欲しいことは手伝って欲しいと言った
それ以外は本当に私たちと同じ・・・先生も特別扱いしなかった
ただ障害のせいで歩くのが少し遅かった
教室を移動する時はみんな彼女と同じ速度で歩いて一人にはしなかった
でもそれは自然にそうなっただけで特別なことじゃなかった
今思えば「あ、そうだ彼女は障害があった」って感じ
今の日本は健常者・障害者と分けて生活させることがお互いにとって良いというようなシステムに感じる
でも、そうじゃないよね?
世の中、いろぉぉぉぉんな人がいて出来上がっているんだから
手伝えることは「お互い」に手伝えばいいんだよね
健常者だけが手伝えるって思ってるのは思い上がりだよね?
ドリスはそこらへんがちゃんと分かっていて・・・
って言うか、そんなことを考える前にちゃんと身体の中にインプットされていたんだろうなぁ~
なんかフランス映画の概念が壊れたなぁ~
いいじゃん、フランス!(笑)