「困ってる人(餓えている人)がいたら、魚を与えるんじゃなくて
 魚の釣り方を教えてあげるんだ」

これって多分西洋の格言だったと思うのですが・・・
すみません定かではありません

この格言?!を何かの機会で知ったのはもう10年以上も前かな?
正直当時はあまりピンときてなかったかも知れません
でも何だかいつまでも私の心の引き出しにずっと入っていて
時折姿を現します

餓えている人に魚を与えることは割と自分に余裕があれば容易くできるはず
魚を与えた自分にも優越感を感じられるし、すっごく良いことをした自己満足感に
浸っていられると思います

でも、それで根本の問題は解決するのかな?
そりゃ餓えすぎてる人には「先ずは魚だろ」って思うけど、その後もずっと永遠に
その人が死ぬまで魚を自分が与えられる保障はどこにもない・・・
本当に相手のことを思うのであれば「魚を得る方法」を教えてあげないと
その人は一生自立できないんだよな・・・

この格言を思い起こしてしまう出来事がちょっと身内でありました・・・
良かれと思って魚を与え続けた人はもうこの世にいないんだよね
魚の釣り方をきちんと伝授されていない残された人達が困っています
でも、魚を与えられていた(与えていた)当時も、そして今もその事に疑問を持たず
正しいことをしていると思っていたんだよな・・・きっと・・・

正しいとか正しくないとかじゃなく、客観的に自分を周囲を俯瞰できる視点は
いつでも必要だなって感じる
そこから自分のベストな答えが導きだされるんだろうから・・・
だからやっぱり私はいろんな魚の釣り方が知りたいなって思うんだ
自律的に自分で自分の人生を選んでるって言う実感が欲しいから・・・