
9月になったけど、まだまだ暑いよね・・・
でも、朝晩は涼しくなって過ごしやすい
私はこの時期(もう少し後かな?)になると、読みたくなる小説があります
宮本輝が書いた『錦繍』
すごい薄い本で、いつもなら一日であっと言う間に読める量なんだけど
この本はこの薄さで1週間はかかってしまう
何故か?!
それは、この世界に浸ってしまうからかも知れない
この本の出会いは、多分、20代前半だったと思う
当時、宮本輝作品にはまっていて、本屋の文庫本のコーナー端から端まで買って
読んでいた
この本もその時の1冊
今は、もうこの本しか宮本作品は手元にない
10年以上も私のそばにある作品です
買った当時はまだまだ若いから、この作品の意味なんて分からなかった
でも、読むたび、この作品は違う場面でいろんな感情を湧き上がらせてくれる
違う場面で泣いたり、ため息ついたり・・・
だから、この本を手放す事ができないのかも知れない
去年読んで以来、まだ読んでないので、もう少し涼しくなったら
また、じっくり読んでみよう