クラピアを「面倒くさい」と感じたあなたへ。10年育ててわかった、本当に大切なこと
クラピアを育てていると、「思った以上に面倒くさい」「意外と手がかかる」「後悔している」という声をよく聞きます。
おそらく、このブログでもクラピアをきれいに保つには、定期的な刈り込みや病害対策が必要だとお伝えしているからかもしれません。それがかえって、そう感じさせてしまうのかもしれないな、と最近は思うんです。
でも、結論からお伝えします。
クラピアは、そこまで頑張らなくても大丈夫です。
無理なく育てるクラピア
失敗ばかりだった私のクラピア育て
実は、クラピアを育て始めてからの数年間、私はずいぶん遠回りをしてきました。
病害虫に悩まされるたび、最初はタイミングもわからず、とにかく農薬を撒いていました。白絹病を抑え込もうと、何種類もの殺菌剤を試しては失敗。コガネムシの幼虫やヨトウムシを見つけては、殺虫剤を散布。
おかげで、農薬代だけでかなりの出費になりました。
でも、10年以上クラピアと向き合って、やっと気づいたんです。それは、農薬を使うのは、まったくの無駄遣いだったということです。
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クラピアを丸焼きに!衝撃のビフォーアフター

農薬を「やめた」ら、クラピアが元気になった理由
どんなに殺虫剤を使っても、虫が完全にいなくなることはありません。それはまるで、イタチごっこ。ならば、多少食べられても平気なくらい、クラピアを元気に育てたほうがいいんじゃないか。そう方向転換しました。
白絹病などの葉枯れ病も同じです。気候などの影響もあり、どんなに予防しても、発生するときは発生します。病気に強いクラピアの体力を維持してあげれば、多少枯れても再びきれいな緑に戻ってくれるのです。
そこで今年は、思い切って農薬をまったく使わないことにしました。
驚いたことに、クラピアはすこぶる元気です。
農薬を使うと、一時的に悪い菌や虫はいなくなりますが、生態系のバランスが崩れてしまうことも学びました。抵抗力をつけるためには、実は「悪玉」の存在も重要なのです。
大切なのは、農薬に頼るのではなく、クラピア本来の生命力を引き出してあげること。
これからは、クラピアを育てる方々と、その「生命力」を育むためのヒントを共有していきたいと思っています。

クラピアの生育状況は、お住まいの地域の気候や土壌、植え付け方によって大きく異なります。このブログでご紹介した内容は、あくまで我が家の事例としてご参考にしていただけますと幸いです。
※ クラピア ® は(株)グリーンプロデュースの登録商標です。
※ ミドリス ® は、ミドリス(株)の登録商標です。
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