クラピアはイワダレソウの改良種です、自生するイワダレソウの成育環境を理解すれば、クラピアへの水やり頻度も分かって頂けると思います。
名前からも想像できると思いますが、自生しているイワダレソウは海岸の岩や砂地に生えています、乾燥にとても強く、砂漠緑化の実験に使われるほどです。
植栽シート併用時に起きる株元(苗)の枯れ 

植栽シート併用は株元の枯れが発生しやすい 

クラピアの夏枯れ時の様子(下葉が茶色くなる) 

そんなクラピアに毎日のように水を与える方がいます、クラピアが広がりだしたら水やりはいりません、多すぎる水分は乾燥を好むクラピアにとってかなりのストリスになり、生育が遅くなったり夏枯れなどの不具合も発生します。
雨が降らない日が続くと枯れるのではと思う気持ちは分かりますが、例を挙げると道路の法面や太陽光発電所に植えられたクラピアに水やりをすることはほとんどありません、自然の降雨頼みです。
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YouTube の「クラピアちゃんねる」に動画を投稿しています 

緑地や畦畔など、水やりなど一切しない粗放管理されているクラピアでも元気よく育っています、高温多湿の日本では必要以上の水やりはクラピアにとって良くないことが理解して頂けたでしょうか。
水が切れるとクラピアはフニャフニャになってくるのでタイミングを見計らって下さい、土の水はけ具合にもよりますが、一週間以上雨が降らず、高温の日照りが続く場合は、水やりを行ってください。
スポット的に発生する葉枯れ(糸状菌が原因の場合が多い) 

蒸れにより発生した葉枯れ(ウソ被覆状態です) 

クラピアを綺麗に育てている方に聞くと水やりはしていないと言う方が多いです、芝生と違ってクラピアは基本的に水やりはいりません、かえって病気になりますので、何度も言いますが水のやり過ぎに注意して下さい。
※ 生育状況は植え付けた地域の気候及び土壌環境や植栽方法によって左右されます、全てのクラピアが記事の内容と同じになるとは限りませんのでご了承ください。
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