13. 卵巣の変化 | レディースクリニックつねざわ【福井市・福井駅東】産婦人科

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卵巣ホルモンの周期的な変化を説明する前に、
卵巣内部の周期的な変化を説明します。

卵巣は毎月定期的に卵子を放出する
 「卵子の放出」=「排卵」です。卵巣の中にギッシリ詰まった卵子の素(卵母細胞)が徐々に成熟して排卵に至り、その後妊娠の準備をするための変化をする過程をまとめて描いたのが下の図です。よくある卵巣の図ですが、大事なポイントをごまかさないようにがんばって描きました。
卵巣の変化
卵子の入った袋(=卵胞)が成熟する様子
1の原始卵胞は1層の細胞で囲まれています。2の数層の細胞(顆粒膜細胞)で囲まれた卵胞を一次卵胞といいます。
卵胞が0.2mm以上になると二次卵胞と呼ばれますが、3のように顆粒膜細胞が詰まった卵胞を前胞状卵胞といい、4のように顆粒膜細胞の中にすき間ができてくると胞状卵胞といいます。5は排卵直前の成熟した卵胞です。

 下図は卵胞をもう少し拡大した図です。卵胞の壁の太い線の部分(基底膜)の内側に顆粒膜細胞があり、その中に卵母細胞(後の卵子)が入っています。太線の外側は莢膜(キョウマク)細胞といいます。顆粒膜細胞の名前の由来は細胞の中が顆粒上にみえるためです。
卵胞図
月経開始から排卵まで
 月経開始から排卵までにかかる日数は、通常14日間程度ですが、これは一番上の図でいうと、4のかなり大きな胞状卵胞(肉眼でみえる程度)から直径20mmの成熟卵胞までの期間に相当します。月経初期に片方の卵巣をみると、直径2~5mmの卵胞が複数個以上あります。左右の卵巣の、いくつもある胞状卵胞の中から1つだけが選ばれて成熟し、排卵に至ります(単一排卵)。

次回は、案外知られていないことです。
妊娠中だろうが、生理不順で半年間月経がなかろうが、卵胞(原始卵胞)は常に発育を続けているというお話、など。


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