
また、クラミジアの話です。
クラミジアは不妊症の原因になるので、若い女性(特に25歳以下)は毎年検査をすべきなのですが、誰も真に受けていないようなので、とことんクラミジアの話を続けてみます。
クラミジアは何千年以上も前からある病気
古代エジプトのパピルスや中国の文書にクラミジアによる病気と考えられる記載があります。クレオパトラの濃いアイラインはクラミジアによるトラコーマという病気を隠すためだった、という本当かどうかわからない本当っぽい話もあります。
クラミジアに関する事実
・クラミジアは男女とも若いヒトに多い病気です。感染者数は15歳以後に急増して、20代前半でピークを迎えます。
・クラミジアに感染した妊婦さんから生まれた赤ちゃんは、無治療の場合、盲目になる危険が高いです(先進国ではほぼ皆無に近いですが)。
WHO(世界保健機構)の報告によると、クラミジア性結膜炎(トラコーマ)による盲目の率は1995年には15%だったものが、2002年には3.6%にまで減少しました。
世界中には5億人のクラミジア感染者がいると見積もられています。アフリカ、中東、アジア、ラテンアメリカで1億4000万人を占め、その中の600万人がクラミジアのせいで盲目です。
・先進国で最も多い性病はクラミジアです。クラミジアが知らない間に卵管に感染すると不妊症になります。
・妊娠中、夫が浮気をしてクラミジアに感染し、さらに妻にクラミジアが感染すると、流産や早産の危険が高まります。
最初はこれぐらいにして、次回はクラミジアの正体について。

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