フレームを新調しました!!!
と言いたいところですが・・・
クランクやペダルのケージ、チェーンガードを交換してもうしばらく乗ろうと思っていたMarkⅡですが、チェーンの張ったり緩んだりが直らす一度抱いた不信感は払拭できません。
さらに油圧リムブレーキの位置調整をしていて気が付いたのですが、左側はちゃんと調整できるのに右側は調整幅をいっぱいに使ってもなぜか適正位置まで持っていけないことに気が付きました。
ホイールは真っ直ぐに付いているのになぜだろう、もしかしてフレームが歪んでいるのだろうか。
そう思うともうこのフレームを信頼して乗ることが出来ません。
次のフレームを探していたのですが、トライアルを始めるときに最初に買ったBECAUSのフレームが車庫の二階に置いてあるのを思い出したので、とりあえずこのフレームで組んでみることにしました。
3年ほど前に7万円で購入した完成車ですが、170mmのステムとストレートのハンドルバーやフロントに機械式のディスクブレーキ、リアにはVブレーキと、使っているパーツはそれなりのモノでしたがその組み合わせは在庫パーツを集めて組んだような内容でした。
ただ、初めてのバイクなのでそんなことも思わずにこんなものだと乗っていましたが、その後ECHOのMarkⅡに乗り換えてその乗り易さに驚いて、BECAUSが乗りにくいバイクだったことに気が付きました。
今思えば170mmのステムにストレートバーなんて初心者には遠すぎてお辞儀したような格好になってしまい乗りにくいのは当然です。
そんなことがあってMarkⅡは乗りやすいBECAUSは乗りにくいと思っていましたが、とりあえず今ただで使えるフレームであることと、2台を乗り比べることで少しポジションのことも分かったので、自分の好みのポジションで組んでみたら良くなるんじゃないかと思いMarkⅡをバラシて組み立てました。
実測値でホイールベースは1015mm、BBHが+60mm、これはMarkⅡと比べるとホイールベースが+15mm、BBHは-20㎜程です。
乗ってみるとまず、バイクが動かないと感じました。
これはホイールベースが15mm長いことからだと思いますが、MarkⅡと同じつもりで前後に体を動かしても思ったほどバイクが動きません。
リアセンターもMarkⅡより10mm程長いのですがダニエルをするとやはりこの違いと、BBが20mm低いことが相まってフロントが下がろうとする力が強く感じます。
こう書くと乗りにくいバイクに感じると思いますが、逆に言えば長いホイールベースと低いBBでバイクが安定しているということができると思います。
そして安定している分バイクの上で大きく体を動かせることに気が付きました、ただ大きく体を動かしてもその分MarkⅡと同じレベルでバイクが動くかというとちょっと違う感じです。
バイクの上でフラフラ動いてバランスを崩すことの多い私は、次に乗るフレームはしっかりした硬めで、長いホイールベースと低めのBBという条件でフレームを探していました。
今まで乗っていたMarkⅡと真逆のフレームに乗ることでライダーとしてもう一つレベルアップしたいと考えてのことです。
そんな探していたフレームが車庫の二階に転がっていたのです。
もう一つ気が付いてことがあって、前に跳ぶ縦パラをやってみると、溜めてから跳ぶまでの時間が長いのです。
MarkⅡでは溜めた後にスッとリアが抜ける感じでしたが、BECAUSはワンテンポ遅れてグッと一息ついてから抜けるようでゆっくりに感じます。
これもリアセンターが長いせいだと思いますが、これも私がフレーム探しに求めていた乗り味でした。
体の動きが早くない私にはこのゆっくりなフレームがステアケースやウィリージャンプで良い方に作用するんじゃないかと思っているのです。
雪があるので車庫の中でしか乗れていませんし、ステアケースは雪融けの春までお預けですが、ちょっと乗った感じではとても感じが良いのでしばらくこのフレームに乗ってみることにします。
ちなみに重量は9.6kgで特に軽くないMarkⅡと比べても700gも重くヘビー級のバイクに仕上がりました。
問題のMarkⅡですが、リムブレーキのマウントの取り付け位置が左右で3mm程ズレていました。
しなやかで良く動く乗りやすいフレームでしたが、下手くそがガンガンぶつけながら2年乗ったのでおいしい時期は過ぎたんじゃないかと思います。