北穂高岳から涸沢岳の縦走 | 雲のような毎日を

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バイクトライアル、写真、登山、スノーボード、バイク、趣味のことを色々と書いています。

7月28、29日に北アルプス、北穂高岳~涸沢岳を縦走してきました。



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6時頃 河童橋

天気予報通り雲はあるけど薄日の射す気持ちの良い朝



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徳沢のキャンプ場

朝日を浴びてテントが光っています



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徳沢ロッジ前の案内板



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横尾から吊り橋を渡り川沿いに緩やかな登りを歩いて屏風岩の正面に



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涸沢カールの手前、残雪から新緑の春の雰囲気、若葉の緑が鮮やかです



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12時 涸沢小屋で昼食


ごま塩のおにぎりととサケのふりかけのおにぎり、どちらも梅干し入りで一個200g程あります。

おかずは鳥胸肉の漬け焼きと、きゅうりとキャベツの味噌炒め、デザートにすもも2個。

料理出来るんで自作です。



ここで雨が降り始めます


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涸沢から北穂高岳への急登から見る涸沢ヒュッテとテン場

手前には白い花が一面に咲いていました。


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15時28分 北穂高岳山頂

展望は一切ありません、下山までずーっと・・



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北穂高小屋から山頂へとつづく石積みの階段




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雨に濡れてガスで煙るテラス



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感じの良い小屋



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夕食

メインは豚の生姜焼き、とても美味しかったです。

特に圧力釜で炊く米は高所で炊く米のボサボサ感は皆無で、そこらの店で食べる米より遥かに美味かった。




翌朝2時に起床して小屋内で朝食を作り3時半に行動開始。

雨と濃いガスの真っ暗闇の中をヘッ電の灯りだけで穂高山荘へ向けて出発しました。


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5時

空が白んできました、雨が強くて殆ど写真を撮れませんでした。





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それでも少しでも写真をと、相方を撮影




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6時14分 涸沢岳

穂高山荘に近づくに連れ一段と雨風が強さを増します、それでもせめて山頂の証拠写真をと撮影しますが、すぐにカメラが濡れてしまうので自分のはありません。


この15分後穂高山荘に到着しますが、この写真を最後に雨に濡れたためにカメラ(G15)が故障しました。

電源を入れると本体からピーと異音が鳴って液晶がグニャグニャと歪んでいたのですぐにバッテリーを外しました。



ここからさらに奥穂高岳と前穂高岳に登って重太郎新道を下り上高地へ戻る予定でしたが、刻々と状況が悪化しているのと、登ってもガスで真っ白で写真も撮れないので、小屋内で食事を取りながら相方と相談して涸沢へ下ることを決断しました。


ちょっと惜しい気がしていましたが、小屋にいたおばさんが 「また来たらいいよ」 と声をかけてくれたのでずいぶん気が楽になって登頂しない奥穂を後に出来ました。



今回の山行のハイライトは雨とガスの真っ暗な中をヘッ電の灯りだけで歩いた時です。

真っ暗で底の見えない谷はまるで地獄の入口のようで、地獄の淵を黒光りする岩にしがみついて頼りないヘッ電の灯りに浮かび上がる白ペンキのマル印を頼りに登っている時間は、なんとも言えない恐怖感があり逆に自分の命を強く意識する非日常でした。



心配していた膝は常に違和感が有ったものの痛みに発展することはなく、1日10時間近く行動できたことは一番の収穫です。


故障したG15は帰ってからジップロックに乾燥剤と一緒に入れて2日間乾燥させたら直りました。

今回の山行で一度も使わなかったフィルター、予備バッテリー、フィルターアダプター、ケーブルレリーズ等のアクセサリが入ったバッグをどこかに忘れて紛失してしまいました。

LEEのハーフNDフィルターは結構高いので・・・残念です。





また来たらいいよ



また行ける・・・



次は晴れる気がします。