難儀する | 雲のような毎日を

雲のような毎日を

バイクトライアル、写真、登山、スノーボード、バイク、趣味のことを色々と書いています。

雲のような毎日を

行ける時に行っておかないと今シーズン後何回滑れるかな、というような陽気になってきたので朝起きるのが少し遅かったのですが行ってきました。

今日は今シーズン初登場のK2 ZEPPELINです。

どうして今頃違う板を引っ張り出してきたかと言うと、これから春山のBCに行くと(具体的にはゴールデンウイーク前のピークハントメインの白山BC)木の枝や石、藪こぎ等でボードのソールを痛めるので出来ればMOSS U5は持ち出したくないということです。


ぶっつけで山に持っていく訳にはいかないのでゲレンデの春雪で慣れておこうと引っ張り出しました。


気温が高くゲレンデはザラメのかなり柔らかい雪になっていました。(腐れ雪までは行かない)


まず一本滑ると、今シーズンこれまでMOSS U5でしか滑ってきてなかったので違いが良くわかりました。

柔らかいザラメのせいでカービングのバックサイドターンの中頃まできた時にズルズルとフロントが雪面に刺さってしまいます。


一本滑って3回も同じことが起こりました。


U5はノーズが長くZEPPELINに比べてフレックスが柔らかいので同じように前足荷重で乗ってもフロントが雪面に食いついてグイグイ曲がっていくイメージなのですが、ZEPPELINはフロントが短くフレックスが硬いため同じ様に乗るとターン前半から中盤まではしっかりエッジに乗って切れ込んでいくのですがそこから抜けるというか刺さる感じで転んでしまいます。


車で言えばFR車のプッシュアンダーのイメージです。


すぐに乗り方を修正して両足均等に加重するようにして重心を板のセンターに意識することで改善できましたが、何本か滑ってキレのあるカービングを意識して踏み込むとまた同じ症状が出るようになりました。


カービングするには雪が柔らかすぎる、と言ってしまえば簡単なのですが、抜ける(というよりはそのままズルズルと刺さっていくような奇妙な感じ)のは、決まってスピードの乗ったバックサイドのターン弧が最大になった時なので僕の乗り方が悪いのは明らかです。

シーズンも大詰めになってこんなことで悩むのかと思いましたが、だからこそ一生懸命滑る訳で、と気持ちを切り替えて後ろ足荷重にしたり膝を思い切り絞ったり、胸を張って上半身をしっかり起こしたりと思いつくことを試して見ましたが、これだと思える感触は最後まで掴めませんでした。


前回も同じような状態の雪をU5で滑っていますがこの様なことはなかったので、ZEPPELINに対する僕の乗り方が悪く、U5はそれをカバーしてくれていたのかなと思います。


本当はボードを換えて同じ雪で試したかったんですが、出発が遅く乗り換える時間がもったいないと思いU5を持ち出さなかったことを後悔しました。


今日は消化不良で悔しい思いをしました、U5なら絶対にコケていなかったと負け惜しみを言っておきますが、まだターンのフォームが良くないところがあるんでしょうね。


雲のような毎日を
リフト脇の木に早くも芽吹いているものがありました、春の到来を喜んでいるようでした。



雲のような毎日を
帰ってから野谷荘司の白谷を望遠で撮影しました。

画像を縮小してあるのでわかりづらいと思いますがあちこち雪崩ています。

そんな中でも山頂付近と左の尾根からドロップした跡が何本か確認できました。下部はさらにデブリだらけでしょうがね。