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さて。




昨日、作家の嵐山光三郎さんの講演に行ってきました。


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演題は
「これからの金沢〜生きているまちづくりを〜」



ご存知の通り、北陸新幹線の開業以降、空前の爆発的な金沢ブームが続いています。


金沢の良さを知っていただくこと、
楽しんで喜んでいただくことは、いち市民としても非常に嬉しいことです。


しかし、
市民が生活する場
外部の人にとっての非日常のスポット
融合し混在する金沢において、

普段の生活の中へ押し寄せる人波への不快感
決してお行儀の良くない観光客による様々な被害
心ない人々からの心ない言葉の数々

こういった苦悩は、華やかなブームの陰で、今も後を絶ちません。


金沢一の観光スポットのほど近くに住んでいる私にとっても、それは例外ではありません。

そのことを私はずっと嘆き、このブログにも書いてきました。


それは、金沢を愛してくださる県外の皆様も同じ。

嵐山さんと同じ泉鏡花文学賞の選考委員でいらっしゃる五木寛之さんも、金沢のこの現状を

「かつての金沢の面影はほとんど、表から見えるところにはない」

と。

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同賞を受賞した長野まゆみさん、篠原勝之さんも
「平安が壊れる」
「浮ついている」
と酷評でした。



その怒りは、行政へも向かいました。

真心のこもっていない”パフォーマンス”の施策の数々。
ハッピを着て「来てください来てください」と誰彼構わずトップセールス。
”おもてなし”の名の下の、商売至上主義・住民軽視。
数々の、後手後手の対応。


私も、同志も、ずっと、窮屈で不自由な思いを抱えていたのです。

金沢を愛する気持ちの強さゆえ。




が、


昨日の嵐山先生の”鶴の一声”で、それらはパッと晴れたような気がしました。


「『人が来て困る』なんて、贅沢な話だ」

「日本の県庁所在地はそれぞれ、その半分がガラガラ。人がいるのは中心部と郊外のショッピングセンターだけで、町へ行けばシャッター街。」

「良い客だけ来い、なんて言えない。50年前、海外に押し寄せた日本人も同じだったはず。」

「時間が経って落ち着くのを待つしかない」

「昔はみんな、良い『家』に住むことに憧れた。でも今は、みんな良い『まち』に憧れている」

「スターが『モテすぎて困る』って言ってるようなもんなんだから」




…そうか。


ゼイタクな悩みだったんだな…

ずっとモテてきたからわかんなかったよ…


         すいません




やはり、外からの刺激で視点を変えることは重要ですね。


今回の市民大学講座の大テーマ
「金沢の個性と新たなる挑戦〜「本物」の魅力を磨き高めるために〜」
にもあるように、
それに気づいている人が増えてきた、ということなのでしょう。


”軽薄”な”迎合”はダメだ。

真心のないことは、淘汰される。

本物を見極め、身につけよう。



そして、嵐山先生もおっしゃっていたように、

「金沢のことは、金沢に住んでいる人が決めること」


文字だけ追うと当たり前のことなんですが、
今の金沢にとっては、これが最も大事なこと。

そして、観光立国の日本にとっても。


私は私」という誇りを、見失ったり軽んじたりしてはいけないのです。



嵐山先生は結びに、こうおっしゃいました。


「ま、みなさん。

適当に好きなことして、生きていきましょう」


なんだかガッツポーズを突き上げたくなるような(笑)

そんな痛快な締めくくりでした



講演の後にはサイン会もあり、バッチリ
サイン、写真撮影、握手
もいただきました!!

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さて、

今回の主催が市の教育委員会だったので、
今や金沢の教育界の重鎮になっていらっしゃる小学校時代の恩師にも、会場でお会いすることができました。


教え子といえどもいつもご丁寧にご挨拶くださり、
嵐山先生にも「私の教え子です」とご紹介くださり、
私の身体のことも気遣ってくださり…


さらには、帰り際

「ふじこさん、これ持っていきなさい」


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えええええーーーーー



「先生、私もサインいただきましたよ⁈」

「いいから。その本とはまた別のだから。持って帰りなさい。」



いくつになってもお世話になりっぱなしです…


実は以前、この市民大学講座に宇宙飛行士の山崎直子さんがいらっしゃった際にも、先生のおはからいで直接お話をさせていただき、ご一緒に写真も撮っていただきました。

本当に頭が上がりません。


それでも先生はとても腰の低いお方で、教え子にもいつもご丁寧に接してくださるのです。

実るほど頭を垂れる…

見習わなくては


先生に譲っていただいた本は、タイトル的にもピッタリだったので(?)帰って母にプレゼント。


祖母もこの恩師のファンで、
「なんてマメな良い先生や」
といつも絶賛だったので、お仏壇にもお供えしました。





大きな方々と、こうして関わらせていただく幸せ。




ただただ感謝の日々です。





そんな日々を、これからも。







ではまた次回!
ごきげんよう





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