みなさま、こんにちは。 ふじこです。
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使命感
を持ち始める人が多いです。
私はどういう人間か?
自分のこの世での役割とは?
経験を生かして世のため人のためにできることはないか?
そういうことを自問し始めるんですね。
その一環で、がん経験者の立場から がん患者を支える役割であるボランティアスタッフ「ピアサポーター」になる人が多く見受けられます。
「はなうめ」とは?コチラ!↓
ただ、私としては、
ピアサポーターを目指す本人に十分な余裕ができてから、サポーターとしての活動を始めてほしいと、強く思っているのです。
というのも、つい最近、こんなことがありました。
左胸の手術をして治療も終え、ピアサポーターになったという女性と、お話をする機会があり。
ふじこさんはどんな経験を?と聞かれたので、
右胸とリンパ節を切除して…云々というお話をしたところ、その方の口から出た言葉。
「右って利き腕ですよねぇ?
えー!大変じゃないですかぁ!
私、利き腕じゃなくてよかったぁ〜」
……唖然としてしまいました。
ついつい、
「たしかに、利き腕で不便なことはあります。
でも、そんな状況でも前を向いてがんばっていますよ!」
と、お返ししてしまいました。
お返し、というより仕返しです。
私も未熟な人間ですので…笑
やはり「サポーター」を名乗る以上、
ちゃんとサポートできる人でないといけないのではないでしょうか。
単なる自己満足で”サポート活動”をされたら、巻き込まれたほうはたまりません。
相手を思いやる基本を養い、配慮をし続ける努力というのは、不可欠だと思うのです。
不必要に、人を傷付けることのないように。
でも、そこで難しいのが、
同じ言葉でも、人によって、
また、同一人物でも状況によっては、
受け取り方はそれぞれ違うということ。
たとえば、ひとくちに「青色」と言っても、
コバルトブルーを思い浮かべる人もいれば、
淡い水色を想像する人もいれば、
信号機の”青”が頭に浮かぶ人もいるかもしれない。
「机」と聞いても、
ある人は自宅のちゃぶ台を連想するだろうし、
別の人は職場のデスクを想像するだろうし、
宮殿にあるような猫足の豪奢なものが目の前に浮かぶ人もいるかもしれない。
身近な単語でさえそうなのですから、
言葉というのは、なんと多岐にわたり、良くも悪くもいろんな可能性を持っているものなのでしょう。
健康な人同士の人間関係でも、言葉による誤解によってすれ違いが生じることは往々にしてあります。
それが故に、相手が がん患者、がん経験者だったら、いったいどんな言葉をかけたら良いのか、身構えてしまう人も少なくないのでしょう。
私たちがん経験者も、それは感じ取っています。
死を目前に感じたことのある者の直感を、見くびらないでいただきたい(笑)
それでも、そこは人間同士。
普段の人間関係と同じように考えていただければよいのでは、と思います。
相手の置かれている状況を察して、言葉を選べばいい。
うっかり気分を害すようなことを言ってしまったら、心から謝ればいい。
誤解を受けたら、誤解だよって言えばいい。
実は、患者・経験者が「傷付いた」と訴える言葉の代名詞が、
「がんばって」
なのです。
よかれと思って、おっしゃるのでしょう。
それはわかります。
でもね。
がんを告知されて、
いきなり”死”の恐怖を目の前に突きつけられて、
どん底に叩き落とされて、
そこからなんとか這い上がってきて、
手術の怖さと痛みに耐えて、
抗がん剤の恐怖と副作用と不安にも耐えて、
放射線治療に毎日通ってクタクタになって、
薬の服用も忘れないように気を張りながら毎日続けて、
誤解や偏見や心ない言葉たちとも闘って、
生活や将来の不安はあるけど、なんとか気持ちを奮い立たせて…
って、
もう十分すぎるくらい、がんばってるんですよ。
普通に考えて、そういう人に、
「がんばって」
なんて。
そんな追い討ちみたいなこと、言えますか?
その人が笑顔でいたとしても、
心の中では泣いてるかもしれないと、
少しでも想像することはできないでしょうか?
そこはやっぱり、
「がんばって」
よりも、
「がんばってるね」
と、声をかけたくはなりませんか。
一文字加わるだけで、とっても有難い言葉に早替わりです。
あぁ、わかってくれてる、と嬉しくなります。
この人と、今後もお付き合いしていこう、と思います。
そのくらい、言葉の力って、大きいのですよ。
「相手の立場に立つ」のって、
なかなか難しいかもしれないけれど。
思いやり とか 優しさ の原材料は、
「想像力」が最も高い比重を占めているのかもしれないな、と思ったり。
日本は言霊の国。
発した人も、受け取った人も、
嬉しく、心地良くなるような
そんな言葉を使い合って、生活していきたいですね。
ではまた次回!
ごきげんよう

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