みなさま、こんにちは。
ふじこです。
さて。
遠慮がちなのも日本人の美徳。
京都の旧家では、
お茶でも飲んでいって、と言われても、
座布団どうぞ、と言われても、
勧めにすぐに応じるのは下品とされているそうですね。
受けるにしても断るにしても、
相手に不快感を与えずにスマートに振る舞える人と、
そうでない人がいます。
その違いはなんでしょう。
具体例で見てみましょう。
あなたが新入社員だとします。
仕事をしていて、わからないことが出てきました。
できるかぎり自分で調べてみましたが、解決策がみつかりません。
上司か先輩に聞くしかなさそうです。
でも、今は一番の繁忙期。
それに加え、朝から電話もお客さんの来訪もひっきりなし。
みんな慌ただしくしています。
とはいえ、自分の仕事にも納期がありますから、いま解決しなければいろんな人に迷惑をかけてしまいそうです。
さて、あなたならどうしますか?
A:みんな忙しそうだし、自分も手伝わなければいけない。繁忙期だから多少の遅れは多めに見てもらえるだろう。下手に声をかけて怒られるのもイヤだし、今後の人間関係にも影響がありそう。質問するのは諦めて、明日以降にまわします。
B:他の仕事も手伝いながら周囲の状況を注意深く見ておき、少しの隙間を見つけたら相手の状態を確認しながら、すかさず「お忙しいところ恐れ入りますが、急ぎひとつお聞きしたいことがあります。よろしいでしょうか?」と声をかけます。
ひとことで言うなら、
Aは遠慮、
Bは配慮。
遠慮とは、他人に気を使って、言動や態度を控え目にすること。
配慮とは、よく考えて心を配ること。心づかい。
「遠慮は無沙汰」
という言葉があります。
遠慮しすぎると無沙汰と同じことになり、かえって礼を失うという意味です。
ですから、後輩たちにはよく、
「遠慮は必要ない。でも、配慮は必要よ」
と伝えます。
なので、私の答えはBです。
遠慮によって物事が停滞するのでは、元も子もありません。
スムーズに進めながらも、心づかいは不可欠。
おそれいりますが…
申し訳ありませんが…
失礼とは存じますが…
等のクッション言葉や、
いまお時間いただいてよろしいですか?
等と相手の都合や意向を伺う気遣いがあると良いですね。
その上で、
いま答えるか、少し待ってもらうかは、
相手が判断することです。
人同士の関わりの中で、配慮は不可欠。
お互いに心配りをして、
豊かな心で生活したいものです。
ではまた次回。
ごきげんよう。