みなさま、こんにちは。
ふじこです。
昨日は人日(じんじつ)の節句でしたね。
節供の七草粥を食べて、冬季のビタミン補給、できましたか?
おせちやおもち・年末年始の宴会でよく働いてくれた胃腸を、休ませることはできましたでしょうか。
先日もお話したとおり、節句のお料理や行事食には、必ず大切な意味があります。
機会を逃さずに、有り難く、楽しんで、いただきたいものです。
さて。
みなさんは、お食事をいただく際に毎回、手を合わせて「いただきます」と言っていますでしょうか?
あるいは、頭を垂れながら、心で唱えていますか?
YESの方には、
毎食美味しく食べられること、
食べたものがきちんと栄養になって毎日イキイキと過ごせること、を
わたくしが保証いたします!
「いただきます」とは、
「あなたの生命を、ありがたくいただきます」という意味。
「私を生かしてくれてありがとう。
おかげさまで、今日もこうして元気です。」と、
高らかに感謝を申し上げる行為です。
私たち人類は、動植物の恵みを口腔摂取することでしか、生命を維持することができません。
ご病気などのご事情で、口から食べることのできない方もいらっしゃいます。
ですが、やはり口から食べて栄養を摂るのが基本です。
大きな病気をされたことのある方は経験があるかもしれませんが、
いくら点滴や薬で、生きていくのに必要な栄養は取れているといっても、
口から食べて胃腸を動かさないと、やはり身体に力が入らないんですよね。
食べられない、という心的ストレスも起因しているのでしょう。
病院で働いている人に聞いたのですが、入院している患者さんの中には、
「そりゃ病気にもなるわ…」
「そんなことしてるからなかなか治らないんじゃ…」と
つい思ってしまうような人が、少なからずいるそうです。
そういう方は、総じて、
食べ方が汚い
好き嫌いが多い
メニューや味付けに文句を言う
の三拍子揃っているのだそうです。
病人ですから、思うように食べられなかったり、それが情けなかったり悔しかったり、というのはあると思います。
が、不摂生以前の問題として、
食に対する不敬というか、
生命や大自然に対する畏怖の念の欠如、
そういうものが見え隠れする人がいるのも、事実。
そこを正せば、病気にも打ち克つことができるのでは?
と、おせっかいにも思ってしまうのです。
私自身のことですが、以前、入院した際に、
「私、食生活から見直さないと、死ぬな…」
なんてことを、病室の白い天井を見ながら、白いシーツの中で、ぼんやりと考えていました。
体調不良の原因は、明らかにそれまでの不規則で不摂生な生活でした。
食べ物の好き嫌い自体はほとんどなかったのですが、
栄養のバランスをあまり考えずに好きなものばかり食べる傾向がありましたし、
ジャンクフードやスナック菓子の類もよく食べていました。
ですが、その”白い”記憶以降、自然と無理なく、和食中心の食事になっていき、
体調もみるみる改善していきました。
大変な目に遭った時に、大切なことに気付けるか、気付けないか。
そこで助けてもらえるか、そうでないかが決まってくると思うのです。
私たちを生かしてくれる食物に感謝する。
食物を育んだ大自然の恵みに感謝する。
汗水流して育ててくれた農家や生産者のみなさんに感謝する。
美味しく調理してくれた人に感謝する。
だから、「いただきます」を言い続けると、
人として一番大切なことに気付くことができます。
優しくなれます。
謙虚になれます。
結果、良いご縁に恵まれます。
素晴らしい好循環が生まれるのです。
人間として生まれながら、幼い頃にきちんとした躾を受けないと、脳はケモノのまま、身体だけ大人になってしまうそうです。
その躾の中心にあるのが、家庭の食卓。
今、食育が見直されているのには、そんな現状への危惧が背景にあるのでしょう。
お箸を取る前に、
手を合わせて、頭を垂れながら
「いただきます」をしましょう。
お箸づかいのタブーや和食の作法については、また改めて。
今日も結びまでお付き合いいただき、
ありがとうございました。
ではまた次回。
ごきげんよう。