みなさま、こんにちは。
ふじこです。
お正月の三が日も過ぎ、明日からお仕事という方も多いことでしょう。
さて、そのタイミングで、本日は初詣のお話です。
もう行っちゃったよ!もっと早く言って!
という方。
最後まで読んでくださいね。
三が日にはお話できなかったネタなんです。
前述のとおり、お正月は特別に神聖な期間。
そして、神社は最高のハレの場所です。
神様がおわす神社は、常に神聖で清浄であることが求められます。
それは、参拝する我々人間に関しても同じことです。
では、何に気をつければよいのか。
超!基本的なことからおさえてまいりましょう。
まず、神前で忌み嫌われる不浄事のワースト3。
それは、
1.死
2.誕生
3.血
この三つです。
そう。こういう言葉を含んでいるから、せめて三が日の間、話題にするのは避けようと思ったのです。
さて。
「死」はわかりますよね。
でも、わかってはいても、できていない人が非常に多い。
一年以内に死者が出た家の人は、その忌み期間中は神社を参拝してはいけません。
神聖な神社が死の不浄によって穢(けが)れてしまうからです。
喪中の欠礼はがきは出しますよね。
欠礼はがきを出しておきながら、神社には平気で参拝していませんか?
また、神前に限らず、不要不急なのにフラフラと出かけたり、SNSで「去年はおじいちゃんが亡くなって…」と投稿したりしていませんか?
せっかくの神聖さと清浄さが、その言動によって穢れてしまいます。
周りに迷惑をかけてしまいますから、避けましょう。
家族を亡くして、さらに出掛けるな、投稿するななんて可哀想に、ということではないんです。
死者を弔う気持ちも込めて、静かに慎みましょう、ということなんですね。
ただ、うっかり慎み忘れた人に遭遇してしまった人は、その相手を恨むのではなくて(笑)、
「目に諸々の不浄を見て心に諸々の不浄を見ず
身に諸々の不浄を触れて心に諸々の不浄を触れず」
の精神でいたいものですね。
また、不浄事に触れてしまったら、お清めすることも必要です。
お清めに必要なアイテムは、お塩。
それから、お水。
場合によっては、お酒。
神前からのお下がりを定期的にストックしておくのがよいですが、
急な場合はコンビニで買った塩でもよいでしょう。
精製塩より、天然塩のほうがいいですね。
お葬式に参列した帰り、家に入る前にお塩を身体に振りかける方も多いと思います。
それがお清めの行為のひとつなんですね。
そして、二つ目。
誕生は喜ばしいことではありますが、次の「血」につながります。
出産の際は多かれ少なかれ、必ず血が流れますよね。
ですから、出産後まもない母親と赤ちゃん、そして出産に立ち会った人は、
お宮参りの頃までは神社参拝は控えるべきでしょう。
また、その理由から、男性は出産には立ち会うべきではない、と昔から言われています。
妻の出産後、一定期間、神棚のお給仕をしたり、神事に携わることのできる人が家族の中でいなくなってしまうと困るからです。
それに…妻のそういう姿、見ない方がいいと思いますよ。
生命の誕生の瞬間というのはこの上なく素晴らしいものですが、
その時の実際の姿は男性の想像を絶するものです。
血を見ることに慣れていない殿方が見るものではありません。
そんな姿を見た後、果たして妻を”女性”として見続けることができるでしょうか。
私なら、立ち会ってほしくありません。
どうしても心細かったら、母か姉に立ち会ってもらうことにします(笑)
そして、最後の「血」。
これをご存じない、特に女性の方が非常に多いです。
といえば、もうおわかりですよね。
生理中の女性は神前に近づいてはいけません。
初詣に行きたくても、何かお願い事をしたくても、生理期間と重なってしまったら、参拝は避けるべきです。
遠くから神社の方角に向かって、頭を下げるだけに留める。
そんな慎み深さも、日本人女性の美しさといえましょう。
宮中祭祀に携わる宮中女官の皆さんも、生理中はすべての祭祀に関わることが許されません。
身の回りの道具一式も
「清」(きよ)
「次」(つぎ)…生理期間中
でそれぞれ分けているという徹底ぶり。
神の前ではこのぐらいする必要があるということです。
ただ、どんなに慎もうとしても、やむを得ず神社に行かなければならないということもあるかもしれません。
その場合は、最低限、以下の二つを守ってください。
・鳥居をくぐらない
鳥居は一種の結界です。ここを境に、神域に入ります。
つまり、そのシンボルをくぐらずに、せめて端を歩くことで、遠慮している気持ちと態度だけでも神様にお示しする、というわけです。
・拍手(かしわで)を打たない
ほとんどの神社では「二礼二拍手一礼」が参拝の作法とされていますが、その中でもパンパンと「拍手」を打つ行為は、神様と一心同体になるという意味があります。
不浄な身体に、神様に降りていただくわけにはまいりません。
ですから、せめて手は叩かないで静かにお参りしましょう、ということです。
もし、すでにお正月から粗相をしてしまった!という方は、ケガレの期間が過ぎてから、神様にお詫びに伺いましょう。
また、お仏壇やお墓をお参りして、ご先祖様を通して神様にお取り次ぎいただきましょう。
人は神に直接すがることはできませんが、仏にすがることはできます。
また、仏は神にすがることができます。
このあたりのお話は、また後日詳しく。
では本日のまとめです。
初詣とお正月の過ごし方で最も大切なことは、
神聖で清浄であること。
ではまた次回。
ごきげんよう。