JR石巻線の浦宿～女川間が
復旧開業します。
震災から4年余り、
これで石巻線は全線復旧となります。
最後の1駅間の復旧が遅くなったのは、
津波で大きな被害を受けた
女川駅周辺の市街地を
かさ上げしていたから。
駅の辺りで7mくらいの盛土をしたと
夕方のニュースで言ってました。
元の位置より浦宿寄りに200m移転。
駅周辺の整備はまだこれからですが、
町の中心としての駅が復活することは、
大きな意味を持っています。
この後5月30日には、
仙石線の不通区間が復旧し、
同時に仙石線と東北本線を結ぶ
仙石東北ラインも開業します。
仙石東北ライン経由の快速は、
石巻～仙台間を58分で結ぶとのこと。
女川～石巻間は線路がつながり
28分でいけるようになりますので、
女川から仙台まで、
接続がよければ
1時間半くらいになるのかな。
1日1往復の高速バスが
約2時間かかってますから、
だいぶ便利になりそうです。
ところで
この仙石東北ライン経由の列車、
仙石線も東北本線も電化路線なのに
気動車で運転されます。
これは仙石線が直流なのに対し、
東北本線が交流なので、
電車にすると設備と車両に
かなり費用がかかるためです。
ただし気動車と言っても、
ただの気動車ではなくて、
ハイブリッド気動車
HB-E210系が投入されます。
この気動車は、
ディーゼルエンジンで発電機を回し、
その電力でモーターを動かす
電気式気動車ですが、
さらにブレーキをかける時に
モーターの逆回転により発電し、
その電気を蓄電池に溜めて
走行に使うようになっています。
だからハイブリッド。
ということで、
鉄道ファンにも
いろいろ楽しみな仙台周辺の動き。
これが少しでも
復興を加速することになればいいのですが。
明日は仕事なので、
浦宿～女川間の初乗りは、
明後日の日曜日に予定しています。
そう、モノノフから逃れるために（笑）