怪我防止のテーピングが怪我を誘発する | レイジーサンデーの整体日記

レイジーサンデーの整体日記

レイジーサンデー整体の日常の施術の様子から、サーファーである筆者のサーフトリップの様子などを発信していきます

こんにちは。今回も当ブログを読んでいただいたことに感謝します。

遠征後にハムストリング(太もも裏側)に痛みを抱えるサッカー選手、一日複数試合をこなすので怪我予防にという目的でチームの専属トレーナーさんにテーピングをされたそうです。試合中も違和感ありありでプレーしていたところハムストリングが痛くなり連絡を受けました。

 

元々怪我を抱えているわけでもないのにテーピングするということは運動をする際などに、関節の可動域を超えて負荷をかけてしまうと、脱臼や靭帯損傷などの怪我を引き起こしてしまう可能性があるため、テーピングを関節周りに巻くことで、関節の可動域を制限し、怪我を未然に防ぐことが目的だそうです。

 

 

しかし結果的にハムストリングにストレスを与え本人曰く肉離れの少し手前くらいの痛みがあったと言います。左のハムストリングにはテーピングの跡が残っています。

 

筋肉は本来パフォーマンスしている時は筋肉が揺れることで筋肉の弛みがあり血流が進むことで正常な動きが維持されるということです。

しかしテーピングをするということは筋肉の動きをある程度制限してしまい制限の中で筋肉を動かさなければならず結果的に筋肉にストレスをかけてしまうということになります。

 

プレー中の違和感は筋肉がストレスを受けていた証拠です。本来なら100%で動かせるものを70%に制限した状態で常にマックスの運動を要求するということと同じです。筋肉は耐えきれずにロックしてしまったことが痛みになったと考えます。

 

マラソンレースを見ると分かりますがトップランナーは非常に動きに制限のないウェアで走りますが、一般市民ランナーはほとんどがコンプレッションタイツを履いています。この違いを見れば走りに筋肉の制限は必要ないということです。

 

トップ選手

 

市民ランナー

 

関節に繋がっているのは筋肉から伸びる腱、関節の可動域を越えるか超えないかは、むしろ筋肉のストレスの無いような状態がベターだと考えます。

 

昔、サッカー日本代表監督だったイビチャ・オシム氏はオシム語録と言われた名言に

 

「ライオンに追われたウサギが肉離れをしますか。 準備が足りないのだ」

 

というのを思い出しました。

 

今回私が何が言いたいかと言うと筋肉は運動中も揺れることでセルフメンテナンスしているということです。

 

レイジーサンデー整体