長年の腰痛がひどくなってきたというベテランサーファーさんが紹介されてやってきました。筆者もサーファーなのでこういう方の悩みはよく分かります。
以前は、ショートボードでアグレッシブにアクションを決めていたそうですが腰が痛くなってからはファンボード、ロングボードとだんだんボードの長さとボードの浮力が大きくなり、最後にはとうとうボードに立ち上がることが困難になってきてしまったそう。しかし根っからのサーファーなのでサーフィンを辞めてしまうということは人生の楽しみを全て捨ててしまうようなもの・・・この方は最終的な手段として手にコンパクトなハンドプレーンをつけてボディーサーフィンをやっていたようです。
腰が痛くなってから5年近く経っているということで慢性的に痛みを抱えているのでいつも痛みが来ないように身体中が緊張している状態で全身の筋肉がガチガチです。
渡り歩いた整形外科や整骨院ではどこへ行っても、腰、お尻の部分に電気治療器を当てる。悲鳴が出るほどの辛いマッサージ等お決まりの治療しかしてもらえなかったようで・・・時々に行う牽引治療を行った後は決まって痛みがひどくなっったということです。こんな治療を続けても改善の兆しすら見えないと次第に考えるようになりサーファーの友達に相談したところ人づてに紹介されたのがミオンパシー整体の当院だったということでした。
腰痛の本当の原因は身体を支える大腰筋が固くロックしているからです。
本来柔らかくで伸び縮みすることで身体を伸ばしたり支えたりするのですが、カチカチに固くなって伸び縮みできなくなると身体を動かしただけで引っ張られて痛みを出してしまいます。大腰筋の上側の背骨にくっついている部分がちょうど腰の部分なので身体を伸ばそうとするとこの部分が引っ張られて痛みを出してしまいます。結論から言うとこの筋肉を柔らかくしてあげないと腰痛は改善しません。
しかし病院や整骨院のような従来の治療法では痛みの原因には何も手を付けずにいるので何年かかっても改善しないのが現実です。痛みの原因である大腰筋は背中からいくらアプローチしても全く届きません。背中には広背筋、起立筋、腰方形筋など何層もの筋肉があり、その奥にある大腰筋に届こうとするにはそれらの筋肉を抜けていかなければならず現実には不可能です。
ですので従来のような身体の後ろ側しか行わない治療を続けている限り腰痛は一生治ることはありません。
施術を始めてみると、機能しなくなった代わりに身体を支えていたと思われるお尻や背中の筋肉が緊張でガチガチになって、お腹から大腰筋にアプローチした際にはお腹に手を載せただけで悶絶するくらいの痛さでしたのでカチカチの大腰筋が少しでもストレスを与えられると腰痛が出てしまう状態です。これではサーフィンどころか日常生活にまで支障をきたすレベルです。
初回の施術にて入念に筋肉を弛めてそれまで力を入れっぱなしの生活からは少しは開放されたようで、それまで横向きでまん丸になって眠っていたのが何年ぶりくらいに上向きでぐっすり眠れたと感想を述べられていました。
寝ているときもいつ痛みが襲ってくるかもしれないという恐怖から、常に身体全体に力が入っていたので眠りが浅いのは当然のこと、身体も休まることがなかったのでしょう。
何年も慢性痛を抱えていて筋肉の固さが広範囲に波及していたので施術も回数はかかりましたが、今では完全に回復しショートボードで先日はバリ島にサーフトリップするくらいになりビッグウェイブを楽しんでこられたようです。
現在は定期的に筋肉を弛めるメンテナンスを欠かさずに行い身体の痛みがないサーフィンライフを楽しんでいらっしゃいます。
身体の調子が悪くなって今までのようなサーフィンができなくなってしまったら、まずはボードを買い換えるんじゃなくて身体の不調を改善すことが先です。
多くのサーファーが腰痛に悩んでいます。慢性痛でサーフィンが面白くなくなってきたら間違ってもボードを買い換えるのではなく、その前にお近くのミオンパシーの整体院、治療院もしくはサーフィンのことならどの治療院よりも熟知しているレイジーサンデー整体スタジオまでご連絡・ご相談ください。