私が整体師の道に進んだきっかけになったのも自ら長い間腰痛だった経験からだ。
幸いなのか災いなのか今もたまにやってくるこの厄介もの腰痛。腰痛を治す立場の人が自身が腰痛になるなんてダメだよね〜なんて言われてしまいそうですが…整体師も所詮人の子、無理をすると勿論現れます…
しかし逆に痛みにさいなまれた状態は腰痛研究の一番の生きた教材になるチャンスでもあるのは間違いないことなんです…。嘘のような本当の話です。同じ痛みを持ったとき、施術する立場からどのようにすれば腰痛が改善されるだろうと考えながらセルフで筋肉を緩める過程で思いがけない発見などがあったりします。そんな中で、いろいろな気づきや他にはないオリジナルなテクニックが生まれたりすることも…実際に経験から得た技術を使って施術に活かして効果も得ています。
腰痛になった人しか分からないあの痛み、喪失感、無力感の中ではまともな思考をする方が無理というもの…生活に影響が出て当たり前、痛みに悩む方は社会から理解されず疎外感から殻に閉じこもる方が多くいます。わたしもそんなひとりでした。だから腰痛や痛みで不自由な生活を身をもって体験しているので患者さんの辛い気持ちに寄り添い思いを受け止められるようにしています。
腰痛に苦しんでいた頃、医師の先生方は腰痛は筋肉不足だから腹筋をつけなさいと良く言われた。腰痛のみなさんなら分かるが実際には痛くてそんなこと出来る訳がない。逆に無理して症状を悪化させてしまった。先生は全てをマニュアル通りに進めてしまうから決まり文句のように言う、だから20代前半の患者さんに「原因は歳から来るものですね〜」なんてことを平気で言ってしまうのだ…(本当にあった話です…)
苦しく辛い中、改善を求めて来院してくれる患者さんの気持ちを汲み取り、一方的な治療でなく一緒に痛みを改善して行こうという気持ちにさせて行あげることを常に心掛けている。メンタルが身体の調子に与える影響は凄く大きい…実際に改善の希望、道筋が見えた瞬間から患者さんの筋肉の緩み方が一気に増す。そんな見えない扉を開いてあげるのも整体師の仕事と考えている。
実際に患者さんに誘導してもらうことをお任せして本人の身体がどのような状態にあるのかを理解していただくことで改善の道筋を見つけていただくことが筋肉の緩みをさらに加速させていくと実感しています。
そんなわたしの腰痛は次はいつ来るのだろうか?また一回り成長させてもらえたらあの辛い痛みは無駄では無いはずである…って自分に言い聞かせるのであります…
腰痛、身体の痛みが酷くいろいろな治療院、整形外科に行ってもなかなか改善できずにお困りの方お近くのミオンパシー整体院、もしくはレイジーサンデー整体スタジオまでご相談ください。