僕は(一社)高齢者入浴アドバイザー協会認定の上級講師なのだが、本日2月4日は「高齢者安全入浴の日」なのである。

なぜ今日なのか、というのは下記のリンクをお読みいただきたい。

 

 

現在、1年間に入浴事故で亡くなる方の人数はおおよそ1万9000人と推計されている。これは交通死亡事故者数の約5倍にもなっている。

本来はリラックスする場であるお風呂で、こんなにも多くの方が命を落としているのである。恐ろしいことである。

 

協会では、入浴事故を未然に防ぐための注意点などを発信して、啓蒙に努めている。僕もあと数年で協会が定めるところの「高齢者」になるのだが、実際に自分でも入浴中に居眠りをしてしまい、水を少し飲んでびっくりして起きたという経験がある。やばいヤバい。

 

最も危険なのは「自分だけは大丈夫」という「楽観バイアス」だ。

そこで僕はここ数年、入浴は食事前に済ますこと、飲酒後であれば、湯船にはザブンと浸かる程度にする、あるいはシャワーで済ますことなどを実践している。

 

まあ、飲酒後に入浴するとしたら温泉に泊まっているときくらいなので、普段は徹底して飲酒後の入浴を避けていると言ってもいい。

 

他にも室温と脱衣所や浴室の温度差によるヒートショックや、入浴自体カロリーを消費するので、極端な空腹時に入浴した場合に空腹時血糖が急に下がって、低血糖状態になって意識不明となる可能性もありうる。他にどんな注意点があるのかという話は、到底ここでは書ききれないので、先の協会に連絡してみて欲しい。

 

安全入浴についてのセミナーなども開催可能なので、人数が集まってお声がけいただければどこへでも出向くし、今や上級講師は全国にいるので、地域ごとに講師を紹介することもできる。

 

なんにせよ、本日が高齢者の安全入浴に関して注意点を再確認する契機になれば嬉しい限りである。