昨日の夜から、左耳の様子がおかしい。耳穴の奥から、どうやら液体が滲み出ているようである。そっと綿棒で吸うのだが、かなり奥なので、スッキリとは取れない状態。ただ、まだ痛みはまったくない。

 

しかし、その昔、耳の炎症で救急病院にかかり、「悪性外耳道炎」という病名を断定的に通告された。この病が結構悲惨で、ひと昔前は致死率が80%くらいだったのだそうな。耳の穴から頭蓋骨も腐って、脳みそに達して全身不随だかになって死ぬとか。

 

カミさんと一緒だったのだが、二人してポカーンという感じだった。秋田県に取材に出かけた帰着日のことで、あんまりにも耳が痛くて飛行機を早めて帰ってきたのであった。

 

しかも、その週末からハワイの取材が決まっていて、すでにビザも出してもらってパスポートも預けている。とてもハワイで仕事なんかできない状況だったので、診察が終わった病院から、ちょっと取材にはいけなくなったようだ、と編集さんに電話したことを覚えている。どえらい迷惑をかけたものである。

 

しかし、僕はそれから10年近く経った今でも無事生きている。要するに誤診だったというわけである。

ただ、救急外来で頭のCTを撮って病名を通告した医師は、

「明日の朝に耳鼻科の予約を入れておきますから、町医者ではなくてうちに必ずきてください。うちは大学病院なので、何かあっても最後まで面倒見られますから」

と実に不穏なことまで言ったのであった。

 

で、自分で車を運転してその病院へ行くと、耳鼻科の専門医がCT撮りますね、昨日のは頭のCTなので、今度は耳だけのCTを撮ります、それを見て検討しましょう、という話。

 

で、結論は「これは大丈夫のようだよ」と。ものすごい拍子抜け。もう余命1年くらいかと覚悟していたのに。もっとも、1週間くらい毎日点滴に通ったのだが、それで無事完治した。よかった。

 

今回の耳垂れに関しては、当時の様子に似ている。これで数日後に耳の周りが腫れまくって激痛が走るようになると、今度こど死に至る病になってしまうかもしれない。

 

明日は病院に行けない(休みだから)。月曜日も精神科の主治医のところに出かけて、薬をもらってこないといけない。すると、行けるとして火曜日なのだが、確か火曜日は診察担当が院長ではなく大学からの派遣医だった気がする。

 

もたもたしていて悲惨なことになっても困るので、もし明日に腫れや痛みが出たら、救急車に乗ってでかい病院に行くしかない。また金がかかる。あーあ。でも、生きてこそ、だもんな。

 

本日はカミさんがライブに出掛けてしまったので、久しぶりに『あいおい』に出掛けて飲んでくるつもり。先立つものは、少しある。

というか、民宿の本を店に置いて売ってもらっていて、すでに1万円以上の売り上げになっているみたいなので、足りなくなったらそこから補填すればいいか、という安易な考えなのだが。

 

そうこう書いているうちに、間も無く17時になる。店は17時半からなので、缶ビールを1本飲んでのんびり出かけよう。

 

今日は主夫仕事が少ない代わりに、メルマガの原稿を書きまくった。

来週配信分はすでに書き終わり、今は再来週の分を書き進めているところ。明日には身辺雑記的な部分以外を書き終えられそうだ。

 

というわけで、思いのほか罪悪感がない。のんびり飲みたいものだ。