『昭和史』『日本のいちばん長い日』などの著作で知れる作家の半藤一利先生が、なくなったというニュースが飛び込んできた。
半藤先生とは不思議なご縁があり、2度お仕事をご一緒させていただいた。1回はインタビュアーとして、もう1回は編集兼カメラマンだった。2回目の編集作業の時にへまをこいて、先生から直に電話で怒鳴られたのが、今やいい思い出でもある。
歯に絹着せぬ物言いで、媒体によってはそのまま掲載できない発言もあったが、とにかく戦争を嫌っていたことは間違いない。常に本音をかくさずに話していただいた記憶がある。
あちらの世の中で、戦争関係書と本気でバトルをしていそうな気がする人である。それが如何も半藤先生らしい。
ともかく、合掌。お疲れ様でした。
飯塚玲児のmy Pick