ヴァン・ヘイレンのギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンが
亡くなった。65歳だったそうな。心から合掌。
学生時代バンド小僧だった僕にとって彼はまちがいなくヒーロー
だった。伝説、暗闇の「爆撃機」シリーズのプレイを聞き、当時
どうやって弾いているのかもわからなかった。速すぎた。
ライトハンド奏法はいつの間にかタッピングと呼び名を変えたが
彼がその最前線にいたことは間違いない。
世界のギタープレイはチャック・ベリーで最初の変革期を迎え、
ジミ・ヘンドリクスでまた変革期を迎えて、さらにこのヴァン・
ヘイレンで次なる進化を迎えた。
その後に大きな変革をもたらしたのは、おそらくイングヴェイ・
マルムスティーンではなかろうか。
何れにしても、音楽史に残る名ギタリストであることは、疑う
すべもないだろう。
高校時代にバンドでギターを弾いていてコピーしたのは、不本意
ながら「ジャンプ」「パナマ」「プリティウーマン」だった。
ただ、カヴァーだけど、プリティウーマンは大好きだ。
ロイ・オービソンのオリジナルと聴き比べる、僕の嗜好がきっと
わかってもらえるだろうと思う。
実はあまり評価をされていなようだが、ダイヴァーダウンという
アルバムをぜひ聞いてもらいたいと思う。プリティウーマンも
入っているけれども、僕的には「ビッグバッドビル」「ハッピー
トレイン」が好きでもある。全然ロックじゃないんだけども。
彼らの音楽的懐の深さを感じてもらえると思う。
「神が死んだ」。そんな気持ちでもある。再び、合掌。