1週間以上、徹夜を繰り返して、下手くそな時代小説をひとまず
終わり(了)まで持って行った。
僕自身としては、時代小説は初の挑戦であり、しかもこのような
ご時世だから、時代考証が簡単にはできない。何しろ図書館も
郷土資料館も休みなのだ。国会図書館のデジタルアーカイブなどを利用して仕上げたのだけれども、まだ、これから手元にある
2万円以上で購入した市史などを読んで補強するつもり。
小説を書いたことがある人にはわかるだろうけども、存外、
結末まで書き切ることは難しいものである。しかも今回は時代
小説で、舞台は地方の宿場町。これ、ほとんど資料がない。
江戸が舞台のものと違って、なぜ誰も書かないのか、という
こともよくわかった。あまりに資料がなくってかけないのだ。
それは僕も同じ条件で、なので話は完全なフィクション。長く
ノンフィクションの世界にいて、逆側の世界に足を踏み入れたら
出来不出来はさておき、思いの外楽しかった。
カミさんに読んでもらって、またクソミソに言われて、結局は
書いただけ、ということにもなるかもしれないが、いい経験に
なったことは間違いない。
結局のところ、僕は「書き続けていないと死んでしまう」という
人間なのだと思った次第。文字にするとかっこいいんだけども
実際は地獄なんですよ(笑笑)。でもやめられないのだ。
今さら他の仕事もできないしね。カミさんに読ませて、
「思ったより面白いじゃない」とか言ってもらえば、それで十分
満足なのですが、ダメだろうなぁ(笑)。
ボツったら、メルマガででも公開したいものだと思っとります。

