

熱が一気に下がり、楽になった。
何とかこれから取材に出かけられそうだ。やれやれ。
さて、西伊豆の旅ルポも終わりが近い。
なんだか飯ばかり食っていた旅のように思われているだろうけど、
まあ、一応、その他のところへも足を延ばしているのです。
1枚目の写真はそのひとつ、仁科川をさかのぼったところにある
東福寺というお寺さん。ここには五百羅漢を漆喰で描いた天井画がある。
漆喰というのがかなり珍しい。けっこう壮大な作品です。
長らく伊豆を取材しているけれど、ここ、知らなかったなぁ。
庫裏でお願いすると200円で御堂の中を見せてくれる。
五百羅漢は大正末期の作で、浅草の職人、通称「飲んべえ安さん」
が作ったものとされている。が、あいにく五百羅漢は撮影禁止。
ひっそりとしたお寺ですが、こういうところ、大変好きです。
建長寺派と言っていたので、座禅でもやらせてくれればいいのになぁ。
昔、鎌倉の建長寺で座禅をして大いに感動したことを思い出したのだった。
2枚目の写真は、東福寺からほど近いところにある慈眼寺にて。
恐ろしくわかりにくいところにあったのだが、東福寺さんに聞いていたので
簡単にたどり着くことができた。
で、写真は何かと言うと、赤穂浪士47番目の隊士といわれる
寺坂吉右衛門の墓だといわれているお地蔵さん(小さい方)なのである。
自慢するわけではないが、うちのカミサンは浅野本家のお姫様の子孫なのですわ。
彼女は何か思うものがあったかどうかは知らんけど。
広島の本家のほうだからねえ。内匠頭ご乱心の時も、当家は関係ないと
逃げ腰だったようだし(でもこれはドラマの話なので、真実は、僕はあまり知らない)。
どちらの寺もスタンプラリーとは関係なかったけど、
訪ねたことがなかったので、行ってみたくて最初から予定に入れていたのだ。
西伊豆といえば堂ヶ島ばかりが有名なのですが、鄙びた雰囲気の港町や、
アマゴも釣れる清流、湧き水が出る山あいの里、古刹など、
なかなか味わい深い見どころがあるものです。
次回は最終回。今日の夜、旅先でアップしたいと思います。
こう、ご期待!
