2018年観た洋画で一番好きなのは
『パディントン2』
です。
パディントン2(原題:Paddington 2)
監督・ポール・キング 出演・ベン・ウィショー、ヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス、ヒュー・グラント他 |
映画と言うエンターテインメントのすべてが詰まっているような作品でした。
大きな笑いの後に涙が来るようなシーン、序盤にやったコントみたいなエッセンスが
後半にまた出てきて、それが窮地を救ったり、本当脚本が素晴らしい作品。
ストーリーの面白さももちろんですが、この映画で一番印象深かったのは、
移民社会においての寛容性が伝わってきたことです。
パディントンとブラウン家が暮らす街には色んな人たちが住んでいて、
そういった人たちの中でパディントンは段々馴染んでいく姿や、
ブラウン家のお父さん(ヒュー・ボネヴィル)が最初はとても苦手だった様子が、
パディントンの人間性(?)に心を開きだし、最後は必死に助けようとする姿。
その他、登場人物も多様で(なかには意地悪な人間も)、現代の移民社会の写し絵みたいだったなあ、と
思いました。
2018年は『プーと大人になった僕(原題・Christpher Robin)』も面白かったですが、あちらはまた
価値観の再認識や大事なものをもう一度思い起こさせるようなとても素晴らしい作品でした。
児童文学といえど、やはり大人が観てこそ面白い点がいっぱいあって、良いですね。