男女の産み分けは可能なのでしょうか。
もしそれが可能だとすれば、それはどうやってなされるのでしょうか。
男女の産み分けについては、色々なやり方があります。
それらの原理や信憑性について説明し、最後に真理を纏めます。
精子がXY遺伝子を持ち、卵子はXX遺伝子ですから、性別は精子の遺伝子によって決まります。
男性性とは肉体的物理的性質を決める統制秩序ですから、精子が肉体の性質である性別を決めます。
それに対し、女性性とは精神的魂的性質を左右する破壊創造秩序ですから、胎教の重要さが説かれる様に、女性が胎児の心に強い影響を与えます。
X精子が卵子と受精すれば女性、Y精子が卵子と受精すれば男性です。
Y精子は速度は速い代わりに、酸に弱いと言われます。
故に、膣内が酸性だと卵子に到達しにくく、アルカリ性だと卵子に到達し易いです。
これは地球では真実です。
又、以下の事もこれまでは真実です。
Ⅰ動物性蛋白の多い食事をすると女の子が生まれ易く、菜食にすると男の子が生まれ易い。
Ⅱ性交時に強い快を感じると男の子が生まれ易く、快が弱いと女の子が生まれ易い。
ⅢY精子は動きが早い代わりに生命力や生存期間が弱いので、性交のタイミングで産み分けができる。
これらの事は宇宙共通か、これからどう変化していくかについて説明します。
まず始めのⅠの条件です…食事で性別を制御する方法です。
結論を言うと、これだけは宇宙共通です…どの星でも、これである程度の産み分けは可能です。
ただし、他の方法でもそうですが、これは確率論的な問題で、絶対ではありません。
例えばマクロビオティックの創始者の桜沢如一の説では、邪食すると女の子が生まれます。
邪食とは、宇宙の摂理に反した食事の事で、この場合動物性食品を摂る食事という事です。
人は赤い血液を持っているが故に、同じ赤い血液を持つ動物性食品を摂る事は宇宙法則違反であるという説です…赤という陽は赤という陽とは結ばれない、緑という陰と結ばれるというのです。
これは大森英桜の説を桜沢が鵜呑みにしたに過ぎません…余りにもアホ過ぎる説です。
陰性とは体質が分解に偏った状態であり、陽性とは体質が合成に偏った状態です。
陰性になると貧血、無気力、自分に余裕が無くなり自虐性が高くなる等の症状を引き起こします。
陽性になると分解力の低下の為に、高血圧や高脂血症等の生活習慣病を引き起こします。
陰性体質の人は、代謝と共に陰性のものが外に出ていきますから、陰性を多く必要とします。
陽性体質の人は、代謝と共に陽性のものが外に出ていきますから、陽性を多く必要とします。
結局、陰性を維持する為には陰性が必要であり、陽性を維持する為には陽性が必要なのです。
実に当然の事です…桜沢の唱える陰陽論が根本的に間違っているのです。
しかも、「易と無双原理」で述べた様に、各味に本質的陰陽はありません…「塩辛い」のみが陰か陽かに変わる可能性があり、それ以外の味はその属性を補佐する役目に過ぎません。
そもそも、マクロビオティックでは陰にも陽にも偏らない中庸が理想だと説きますが、これが決定的に間違っています。
詳しくは次回「陰陽六性と体魂」で説明しますが、陰と陽は磁石のN極とS極の関係ではありません。
人の魂には無限の性質があります…魂の性質によって、陰に偏った方が良い魂もあるし、陽に偏った方が良い魂もあります。
例えば、穏やかな癒し系の人は体が陰性に偏っていた方が個性を発揮し易く、活発で明るい陽性の人は体が陽性に偏っていた方が個性を発揮し易いです…魂の個性に合った体質が一番良いのです。
魂と肉体の性質に大きな不調和がある場合、確実に体魂間で矛盾が生じ、自虐性を上げ疲労や病気等の全ての不幸の基になります。
しかも、中庸が良いというのであれば、陰も陽も不足している状態も中庸であり、陰も陽も十分である状態も中庸です…どちらも確かに陰陽量は同一ですが、状態としては全く違います…それを同一と判定する事は、余りにもおかしいでしょう。
私は、陰陽が共に本人の魂にとって不足している状態を「無」と呼んでいます。
それに対し、陰陽共に本人の魂にとって十分な状態に達している状態を「大極」と呼んでいます。
本来、全ての人が恒常性を持っています…色々な不調や体調の偏りを自分にとって適合した形に戻す力です。
しかし、分解力即ち陰と、合成力即ち陽の力が本人にとって十分な状態に達していないと、恒常性を発揮する事ができず心身の不調を引き起こします。
これを放っておくと色々な病気に罹ります。
人の個性によって、他に力を与える陽の役割がメインな人もいれば、他の想いを受け入れ処理してあげる陰の役割がメインの人もいます。
故に、体質は陰に偏っていても陽に偏っていても構いません…マクロビオティックで言う様に偏るのが悪いのではなく、本人の魂にとって最適な状態になっていれば良いのです。
ただし、大極の状態になっていない、つまり、本人にとって陰若しくは陽の力のどちらか若しくは両方が不足している様ではいけません…分解と合成の両方の力が本人にとって十分な力発揮できない状態では、必ず不幸を招来します。
私の栄養学において、絶対に過剰という事は存在しないのです…あくまで、不足という現象があるのみです。
どういう事か…本人にとって必要な要素が充足されている場合、確実に恒常性は正常に機能します。
例えば、不自然に太るのは、只代謝に必要な特定の栄養素が不足しているだけです。ただし、これは不健康な肥満だけです…必ずしも、太り気味が全て悪いのではありません。
太り気味だと、癒し系であるとか、貫録があると感じさせる事ができます…脂肪が適度にあった方が柔らかく抱き心地が良いと感じる人も特に男性に多いです…故に、魂の状態によっては太り気味が自己表現に最も適切である事が多く、健康でさえあれば悪い訳ではありません。
我々は他者との関係の中で生きているのです…中庸という概念は、自分の殻の中にこもっている人にしか存在しません。
確かに自分の体の状態だけ考えれば、中庸という考え方は成立します…陰と陽即ち分解と合成が同量の状態でなければ、体内の物質が不足するか過剰になるかして、必ず病気になります。
体内の物質が不足すれば代謝低下から低血圧や貧血や冷え症になるだけではなく、抗酸化物質等の病気に対抗する物質の不足から癌や感染症や免疫系疾患等のありとあらゆる病気に罹り易くなります。
逆に過剰になれば、糖質や脂質の分解に支障を来たして血糖値や血中脂質が高くなり、生活習慣病を引き起こします。
しかし、肉体だけが栄養を消費している訳ではありません…精神も魂も消費しています。
自分の事だけ考えても、他から受け取った想いが自分にそぐわないものであれば分解して出してしまう為に陰の力が必要になるでしょうし、自分の力に変える為には陽の力が必要になるでしょう…比率の違いこそあれ、どちらにしろ、受け取った想いを自分の力にする為には陰の力も陽の力も十分な状態にしておかねばなりません。
それだけではなく、人は想いを交換しています…相手の怒りや悲しみを沈める癒し系の役目を果たす人、耳が痛くなるようなきつい事を話して相手の欠点を改める人、相手を力付けて長所を伸ばす人…人によって役目が違えば、消費する要素が違いますから、陰陽の摂取比率が違うのは当然です。
精神と魂の陰陽消費を考えると、中庸という概念は全くのナンセンスです…本人の今の魂状態に応じた栄養摂取が必要です。
しかも、各味がその時の本人の魂状態によって陰にも陽にも変化するのですから、食物の陰陽を考える事は本質的に全く無意味なのです…マクロビオティックの決定的過ちはここです。
ここについては次回の論題に譲りますが、女性とは「喜」性であり、その代表的中核栄養は「苦い」「旨い」であると考えて下さい。
中核栄養については「中核栄養と準中核栄養」に載っているので、その意味を忘れた人は復習して下さい。
故に、「喜」性の高まった肉体を作りたい場合は、「苦い」と「旨い」に富んだ肉卵類を摂れば良いのです…自我が低い場合は「円やか」を入れる必要があるので、肉より魚が多めの方が良いです。
女性的魂とは「喜」性の強い魂という事ですから、「喜」性の強い肉体に入り易くなります…これが動物性たんぱく質を取ると女の子が生まれ易い理由です。
逆に、菜食だと精神的魂的「旨い」が不足するので、想いを吸収し辛くなり、情緒的な想いの吸収量が少なくなり男の子が生まれ易くなります。
自分の思い通りに力強く想いで世を引っ張っていくタイプは「塩辛い」を多く必要としますが、これまでの地球では独創的な想いの強い魂は常識に潰されるので、「塩辛い」を多く摂る人は潰される事が多かったのです…しかし、地球の秩序が変革している以上、これから状況はどんどん変わっていくでしょう。
想いを吸収したり自分で作り出したりして、その想いを作り変えて相手に与える事で相手を変化させる感情の操作者が女という性です…「喜」性や「喜」性を相手に与える感情的「福」性という事です…故に、女性的魂は女性の肉体に入りたがる為、動物性蛋白を摂ると女の子が生まれ易くなります。
そうでなくとも、女性的な男性が生まれ易くなります…動物性蛋白は感情的な吸収秩序が高いので、より高いレベルで想いを吸収する事になるからです…あくまでより高いレベルで想いを吸収する感情的に豊かな性は女性なのです。
動物性蛋白の中でも、肉卵類は「苦い」の要素の方が強いので自我の強い革新的な女性が、魚類は「円やか」の要素の方が強いので自我の弱い従順な女性が生まれ易くなります。
同じ蛋白質でも、植物性蛋白になると、想いの吸収ではなく、肉体的な栄養吸収の方が強いので男の子が生まれ易くなります。
他には穀物の比率が多いと男の子が生まれ易くなります…「甘い(多糖)」は統制秩序ですから、それが強い場合男の子が生まれ易いのです。
過去の桜沢時代のマクロビオティックでは、邪食美食の家では女の子が生まれ易いので、女の子が多い家は不幸だと抜かしていました…故に正しい食事をしている家で生まれるのは男の子だと…真のアホです。
それなら、男だけ生んでいれば良いでしょう…これまで述べてきた様に精神的魂的にも、そして何より肉体的に男だけでは生存できませんから、すぐに人類等滅びます。
ミレーナは新時代を引っ張るのは肉食系女子だとチャネリングで伝えました…チャネラーの桜沢がそれを聞き取り、歪んだ男尊女卑思想と菜食に拘っていた彼はそれに反発してこの様な愚か極まりない説を唱えたのです。
その証拠に、桜沢も性欲の重要性を解いていますが、女性は性に対し受動的でなければいけないと説いています…ミレーナの女性は性的に男性より優位に立つ性であるという説に反抗しているのです。
桜沢やその弟子の大森や久司が菜食に拘るのは自虐性が高いからに他なりません…しかし、自虐性が高い人は動物性食品を摂ると一時的に助かる様に見えても、必ず魂力が低下します…菜食の様な歪んだ方法ではなく、自虐性を自分の力に変えていかないと幸福は決して有り得ません。
実の所、感情的な豊かさの欠落した機械の様な冷血な男性ではいけませんし、理論力の欠落したアンポンタンな女性でもいけません…故に食事の2割程の動物性蛋白質と、食事の3割程度の穀物はきちんと摂る様にするという事が、妊娠中の食生活の基本です。
Ⅱの条件ですが、これは地球の秩序の歪みによるものです。
即ち、地球の秩序は女性が性的快を求める事を嫌らしいと考えるので、強い性的快を吸収した肉体を女性的魂が拒む事が多いのです。
しかし、女性はそもそも男性より快を感じる性です…従って、この秩序がそもそも「愛排斥システム」により歪められた説であり、「愛排斥システム」が崩壊した今、この傾向は覆っていくでしょう。
宇宙的には、女性は快を追求する性である為、性交時に強い快を感じた方が女の子が生まれ易いです。
Ⅲの条件ですが、これも星の秩序によります。
女性的なX精子の方が生命力が強いのは宇宙的に一般的な傾向です…女という性は破壊創造秩序と常識秩序の強い、想いの代謝力としぶとさを兼ね備えた潰れにくい性ですから、男性より生命力が強いのが一般的です。
Y精子の方が活発で動きが早いのは、男性は力強く女性はおしとやかであるべきだという地球の秩序によります…ただし、この秩序はチャネリングネットワークにより覆ってきていますから、いずれXY精子の性質も変わってくるでしょう。
結局、産み分けの方法はその星の秩序により異なります。
又、母体側の想いによっても制御がある程度可能です…全ては想いが動かすのですから。
ただし、究極的には、余り男女に拘り過ぎる事は悪い事なのです。
男女は常に平等です…男女に拘り過ぎる事は、男女を平等に見ていないという事と等しいのですから、必ず因果律に裁かれ不幸になります。
男の子だけしか生まれないとか、女の子だけしか生まれない場合、余程考え方に偏りがあるのです…食事に偏りがあるとよく言いますが、食の好みは魂により決まるのですから、結局想いの偏りです。
男の子だけ生まれるのは、感情的な人間を母が差別している場合や、女の子を生む事に対し母に嫌悪感がある場合です。
女の子だけ生まれるのは、理論的な人間を母が差別している場合や、男の子を産む事に対し母に嫌悪感がある場合です。
次は男の子を産みたい、女の子を生みたいという希望を持つ事が悪い訳ではありませんが、拘り過ぎる事は心の奥に歪みを持っている事が多く、それが子供の成長に悪影響を与えるケースが多いです。
望んだ性でない場合に子供を傷付ける事があるというだけではなく、性に対する差別意識や、自虐性や他虐性の強い子供に育てる危険を伴います。
男女に拘らず、全ての魂は崇高であるという考えを持っていない限り、幸福な地球の未来はあり得ません。