「どれだけ正しいレッスンをしているか」
バレエのレッスンは量よりも前に質が肝心です。
子供でも大人でも、誰でも初めは初心者です。
それまで知らなかった事を覚えてゆくときに、
もしも間違ったやり方で行っていたり
効果がないことを教わっていたらどうなるでしょう?
やってもやっても結果はマイナスになり、
時間を無駄にしていることになります。
「何回やれば」とか「何年やれば」という質問も、
まずかんじなのは「内容」と「やり方」で、
時間や回数は
ただたくさんやればいいというわけではありません。
バレエのレッスンは、
「バレエの動きを覚えながら」
「正しい筋肉を育てる」ように構成された
トレーニングでもあります。
やり方が違えば、
身体を動かすための脳や神経系の働きも違い、
筋肉の付き方も変わり
体型まで変わってしまいます。
間違った踊り方のレッスンは、
やればやるほど間違った使い方が定着して
修正するのが難しくなります。
もしもクラス中に一度も
先生から注意もアドバイスもなければ、
正しいことを覚えることもできませんし、
間違いに気づくこともできません。
もしも何年レッスンを続けても
上達が感じられないのであれば、
それは正しいレッスンをしていたとは
言えないでしょう。
バレエの正しいレッスンは
時間をかけて人を美しく変えてゆくものだからです。